「デイドリーム」の歌詞を徹底解釈!
reGretGirlは、女々しい歌詞が特徴的な3人組ロックバンド。
身近なシチュエーションや等身大の言葉を使って描かれる彼らの楽曲は多くのファンの心をつかんでいます。
そんなreGretGirlの「デイドリーム」は、失恋への未練や後悔がいっぱい詰まった曲。
「デイドリーム」の歌詞から、この曲の世界に迫ります!
「デイドリーム」は失恋中に聞いちゃダメ?
「デイドリーム」は、失恋中に聞いちゃダメな曲としても知られています。
あまりにも等身大で身に覚えのある歌詞は、失恋中の心をぐっとつかんで離しません。
この曲の世界から抜け出せなくなるので、「失恋中に聞いちゃダメ」と言われているのでしょう。
「デイドリーム」ってどういう意味?
そもそも「デイドリーム」とはどのような意味でしょうか?
英語に直すと「daydream」、日本語では「白昼夢」という意味です。
白昼夢は、昼間に目覚めた状態で見る夢のこと。妄想や想像のようなものを指します。
つまりこの「デイドリーム」という曲は、主人公の「僕」が見ている白昼夢そのもの。
歌詞を見ていくと、失恋をした人なら誰もが見たであろう幻想を抱いていることがわかります。
では、気になる「デイドリーム」の歌詞を見ていきましょう。
「君」のことを忘れられなくて切ない
「デイドリーム」の1番では、「君」のことを忘れられない「僕」の気持ちや行動が描かれます。
「君」のいない朝に思うこと
君のもので溢れてる部屋で今朝も目覚めて
黄色い歯ブラシ みつめながら歯を磨く
あぁ そうか
もう全部夢じゃなかったんだ
出典: デイドリーム/作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋
主人公の「僕」は、いつものように朝目を覚まします。
周りにあるのは、付き合っていた「君」の持ち物がまだ残っている部屋。
「黄色い歯ブラシ」というのも、きっと「君」の持ち物でしょう。
しかしそこに「君」はいません。
そして「僕」は実感してしまうのです。
「君」と別れたのは夢ではなく、現実に起きたことなのだと。
失恋した翌日などに経験するであろう、リアルな描写です。
失恋中に聴いたら、この時点で共感して涙が出てきてしまいそうな歌詞ですね。
外出なんかしたくない
今日はもう休んでしまおう
ってまた布団に入る
枕にはまだ君の髪の匂いが優しかった
夢ならいいのに
と唱えても眠れず昼が過ぎてた
ひとりの時間も君のことばかりで
ふたりみたいだって苦笑い
明日が怖い
こういう弱気な所も不安にさせたんだね
出典: デイドリーム/作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋
失恋のショックから立ち直れない「僕」は、とても外出なんかできる心境ではありません。
学校や会社を休み、二度寝してしまおうと布団に潜り込みます。
枕からは、まだ「君の髪の匂い」がただよってきます。
たしかに最近まで「君」がそこにいたのに、今はいない。
残酷なまでに「僕」に現実を突きつける描写です。
いっそのこと眠ってしまえば楽になるだろう。もしかしたら、これは夢かもしれない。
そんな幻想を抱きながら目を閉じますが、結局一睡もできないまま日は高くなっていきます。
「僕」はいつだって「君」のことを考えていました。
そうしないと不安だったからでしょう。
しかし「君」にとっては、「僕」のこうした部分が心配で、不安だったのです。
ちぎれてしまった「赤い糸」
ふたりを繋ぐ赤い糸が
ちぎれてしまう音がきこえた
新しい誰かに出会うための
ものに変わってゆく気がした
ふたりの時間は色褪せていく
それでもサヨナラ
出典: デイドリーム/作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋