「悲しみにくちびるをよせる」ってどういうことなんでしょう。
「くちびるに手をかざして、真っ白な心を染める」?
これだけだと、どんな意味かわかりませんね。
そう思って、その先まで聞いていても、なかなか理解できません。
たとえば~
uh- 抱きしめる 真夜中のギター
ぐしゃぐしゃで聞いた あの歌は yeah
ねぇ 心ごと no no 奥へ行って 奥へ行って
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=66531
作詞者に聞くカナシミブルーの歌詞の意味は?
「カナシミブルー」の歌詞の意味を追って、
ネットを調査していくと、
「作詞者本人もわかっていない」
という情報が見つかりました。
作詞者というともちろん、堂島孝平です。
そこで、さらにネットを追跡して行くと、
「『カナシミブルー』作詞者も歌詞の意味がわかっていない説」
を裏付けるいくつもの情報を見つけられました。
その情報をまとめてみると―
KinKi Kidsのツアーなどのステージに、堂島孝平が共演。
そのときに、堂本光一が、堂島に聞きます。
「『悲しみにくちびるよせて』ってどういう意味ですか?」
すると、堂島が「カナシミブルー」のダンスのフリ真似をしながら
「悲しみにくちびるよせて、くちびるに手をかざして」
と自分の唇に手をかざす。
さらに歌って踊りながら、光一に近づいていく。
「真っ白な心を染めろ 近づいて もうずっとそばに」
堂島のシュールな演技です。
その彼に光一はツッコミます。
「歌詞の意味、わかんな~い!」
すると、作詞者の堂島は
「ぼくも長年、考えてる!」となんとも頼りない応え。
そこへ、堂本剛がひとこと、
「歌詞の意味、掘り下げたらあかんって」
―いろいろパターンはあるようですが、だいたいこんなイメージのようです。
「『カナシミブルー』の歌詞の意味がわからない」がKinKiと堂島の間でネタになっているようですね。
これは、ステージ上ばかりでなく、飲み会の席でもやられているとか。
このように、「カナシミブルー」の歌詞の定められた意味は「とくにない」ようなんですね。
なぜ、歌詞の意味がわかりにくくなったのか?
では、なんでそうなったのか?
作詞作曲者の堂島孝平の意図するところだったのか。
サザンオールスターズの楽曲などにもありますが、
あえて「意味のない歌詞」を作ったのか?
そうではないようです。
堂島はちゃんと理由も述べています。
このことについて、ネットに書いているKinKi Kidsファンがいます。
つまり、こういうことのようです。
KinKi Kidsのシングル最終候補3曲の中に
「カナシミブルー」が入っていました。
でも、それを作った堂島孝平としては、歌詞がぐちゃぐちゃで意味がわからないから
後で直そうと思っていたそうです。
仮歌詞として、デモを送ったものだったのです。
だから、「これは落ちるな」と思っていて、シングルになるとは
思っていなかった。
ところが、あるキャンペーンで、愛媛県の松山に行き、マネージャーと街を歩いていると、
CDショップに
「KinKi Kidsニューシングル『カナシミブルー』○月○日発売」と大きなポスターが貼られていて、発売決定がわかった。
もうそうなると、歌詞の手直しもさせてもらえません。
それで、意味不明の歌詞のまま「カナシミブルー」が世に出たというわけです。
「カナシミブルー」動画
最後に、KinKi Kidsが歌う「カナシミブルー」の映像を見てみましょう。
YouTubeを探したのですが、KinKi Kids単独で歌っている「カナシミブルー」は見つからず、堂本ブラザーズバンドで、KinKi KidsがT.M.Revolutionとコラボしている映像がありました。
こちらをご覧ください。