【悠遠/ASCA】MVにはNMB48の三田麻央が出演！実体験をもとにした遠距離恋愛を歌う歌詞が切ない

ASCAさんは2011年に開催された、第5回全日本アニソングランプリファイナリストです。

当時は高校生ながら豊かな表現力と歌唱力で話題となりました。

2013年に本名である大倉明日香名義で「Prime number～君と出会える日～」を発売、メジャーデビューを果たします。

2017年になるとソロプロジェクト「ASCA」を始動、11月22日にASCA名義では初のシングル「KOE」を発表しました。

アニメとのタイアップを今まで4回していますが、MVにも注目が集まる歌手です。

重永亮介さんの「リインカネーション」のMVは、海外で人気のイラストレーター・watabokuさんが担当しました。

また「最低な朝と名付けたのは」では、写真家の新保勇樹さんとコラボレーションしました。

2018年には2ndシングル「PLEDGE」を発表。

リリックビデオはシンガポール在住のイラストレーター・GUWEIZさんが担当しています。

MVには中国出身のモデル・る鹿さんが出演しています。

人気ジャズピアノトリオ・fox capture planさんやMYTH&ROID・hotaruさんと共に作ったカップリング曲も注目です。

今回ご紹介する「悠遠」は、2ndシングル「PLEDGE」の2曲目に収録されています。

表題曲はアニメ『グランクレスト戦記』のEDとして使用されましたが、「悠遠」は別の意味で注目を集めたんですよ。

その理由は後程述べますが、まずは「悠遠」がどんな曲なのか、歌詞をチェックしてみましょう。

ASCAさんの実体験をもとに描かれたという、切なくも希望を見出す歌詞に注目です。

私とあなたの間にできた物理的な距離は、常に私の中に不安と迷いを生み出しました。

「あなたは今どうしているの？」

「浮気なんてしていないよね？」

「今度はいつ会えるの？」

そんな思いを抱くたびに、胸に棘がいくつも刺さっていったのに、不思議とその痛みはもう感じないのです。

距離が離れた時間が長くなればなるほど、私とあなたの心は離れてしまいました。

糸が引きちぎれてしまっても、あの頃はまだ直せると思っていたんです。

しかしあの頃の私たちは幼過ぎて、今ならわかる糸の直し方も、全く知りませんでした。

君への思いは募るばかりなのに、君と笑い合える毎日がもうないのだと思うと、失くしてきた日々と君に会いたいという気持ちの矛盾に気付きました。

そしてこの矛盾に気付くことができなかった自分の間違いに、今更気づいたのです。

しかし君はもういません。

「矛盾に気が付いたよ」

「本当は会いたいんだよ」

「ずっと君と一緒にいたたいんだよ」

そんな言葉をかけられる相手さえいないのです。

私はこの想いの断片を叫びに変えて生き抜いていきます。だって私のこの声があなたに届いているってわかったから。

今更かもしれないけれど、私は前だけ向いて真っ直ぐ生き抜く、強く歩き続ける決意をしたのです。