「Break Down」を徹底解釈!!
トリプルA面シングル
「Break Down」は、2009年7月リリースの21枚目のシングル。
そして「Break your name」と「Summer Revolution」とのトリプルA面シングルとなっています。
AAAがトリプルA面をリリースするのは、今回で2回目。
2曲両A面シングルはよく見かけますが、3曲A面シングルはなかなか珍しいですよね!
ドラマ「帝王」主題歌
「Break Down」は、AAAのメンバーである與真司郎さんが出演したTBS系ドラマ「帝王」の主題歌に起用されました。
ドラマ「帝王」は、塚本高史さん主演のホストの世界を描くサクセスストーリーです。
実業家で元ホストの輝咲翔さんをモデルとした物語が描かれています。
その中で與さんは「大川栄太朗」という役を演じています。
俳優として活躍している與さんの演技にも注目です!
歌詞
それでは実際に曲を聴いていただく前に、歌詞の意味を解釈していきましょう。
内容を理解した上で曲を聴いた方が、より曲の世界観に入り込みやすくなりますよ!
「僕はまだ諦めない」
明日に飲み込まれても
そこに君がいるなら
僕はまだ諦めない
出典: Break Down/作詞:leonn・ラップ詩:Mitsuhiro Hidaka 作曲:Miki Fujisue
ドラマ「帝王」の内容に沿ったような歌詞が印象的な「Break Down」。
ホストNo.1に成り上がるために毎日、挫折しそうになりながらも闘い続ける姿が描かれています。
これはスポーツ選手など自分の夢の為に努力を重ねてきている人にもあてはまる描写かもしれません。
「明日に飲み込まれても」という部分では、辛い日々を連想させられます。
しかし、この歌詞で登場している「君」というのは夢を実現した自分自身を指しています。
努力の先に成功した自分の姿を投影することで、それをエネルギーに変えているのでしょう。
だからこそ「僕はまだ諦めない」という言葉が使われているのです。
「この想いを誓うための言葉は何もいらない」
この想いを誓うための
言葉は何もいらない
鏡の中覗くように
お互いを確かめ合った
出典: Break Down/作詞:leonn・ラップ詩:Mitsuhiro Hidaka 作曲:Miki Fujisue
「この想いを誓うための言葉は何もいらない」。
なんとも潔く素敵な言葉ですよね。
ごちゃごちゃと御託や理屈を並べるよりも、行動して結果を残すことが大切だということが窺えます。
”有言実行”という言葉がありますが、それすらを越えた”無言実行”。
語らずとも前へ進む、といったところでしょうか。かっこいいですね!
そして「鏡の中覗くようにお互いを確かめ合った」とは、ホストとしてもう一人の自分を演じている輝咲翔さんを連想させられます。
もう一人の自分がまるで戦友のようですね。
努力を重ねる際に、一番の敵は自分であり味方もまた自分なのです。
よく「自分との闘い」という言葉を耳にしますが、きっとこういった事なのかもしれません。
「決してもう怖くはない」
砂を噛むような日々も
底無しの絶望も
決してもう怖くはない
出典: Break Down/作詞:leonn・ラップ詩:Mitsuhiro Hidaka 作曲:Miki Fujisue
経験を重ねていくことで次第に「自信」がついてきます。
その自信は、これまでの辛いことを一つずつ乗り越えてきた証であり、エネルギーです。
自信をつけた人間は、さらなる成長をしていきます。
決して調子に乗るのではなく、地面を踏みしめるように一歩ずつ前へ進んでいくのです。
少しぐらいの逆境になど屈することはないのです。