SMAP「Fly」が注目されている理由

今だから響く「君は今すぐ翔び立てるのさ」という歌詞

1999年6月23日に発売されたSMAP30枚目のシングル「FLY」は、全55曲のシングルの中でも、そのメッセージ性の強さから「Fly=SMAPらしさ」と定義されている特別な楽曲ではないでしょうか。

Fly
SMAP
ビクターエンタテインメント

当時のアイドルとして不可能と思われた20代後半での衰えぬ人気に、30代に向かうアイドルが歌う楽曲を摸索していた時期に発表された「Fly」の大きな仕掛けが、「Fly」のPVにありました。

「明るく楽しく夢いっぱい」だけではない、まるでバットマンの映画のように影のある、反骨精神旺盛な「大人の不良」としてのSMAPをカテゴライズした作品です。

「Fly」と「BIRDMAN」

シネマチックな「Fly」の長編MVに登場するSMAPの暗号かつ呼称が"BIRDMAN"です。 闇のギャングに拉致された"BIRDMAN"の一人を救うべく集った仲間たちが、奪い返した仲間とともに屋上から飛び立つというストーリー。

"BIRDMAN"が歌う解放宣言が「Fly」というイメージだったことから、2016年以降SMAPの解散騒動の余波が収まらない今もなお、ファンたちの間で元気が出る特別な楽曲として「Fly」は愛されています。

SMAP25周年記念として発売された『Clip! Smap!コンプリートシングルス』に、「Fly」のPVが収録されています。

石井克人監督によるワイルドでタフなSMAPショートムービーをチェックしましょう!

SMAP013『BIRDMAN』#4収録

チョイ悪なSMAPが楽しめる12枚目のアルバム

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1999年7月14日に発売された12枚目のオリジナルアルバム『BIRDMAN SMAP 013』の4曲目の「Fly」の他「朝日を見に行こうよ」も収録されています。

ギャングスターなイメージの「Fly」のPVですが、楽曲だけ耳にするとミディアムポップに乗せた日本語オンリーの歌詞が心に沁みるサウンドであり、アルバムに収録されているその他の楽曲も同じく、大人の男性の包容力を感じさせるプロデュースがなされています。

1999年夏ツアー『LIVE BIRDMAN』の「Fly」も要チェック

SMAPの『FLY』を紹介!元気が湧く歌詞に注目なアルバム『BIRDMAN』収録のシングル曲!の画像

SMAPがオープンカーで登場するオープニングから「Fly」が始まる演出が話題となった『LIVE BIRDMAN』おすすめです。

1999年7月24日から9月26日まで全国16ヶ所で50万人以上を動員した『SMAP CONCERT '99 "BIRDMAN"』が収録されています。

そのオープニングから「Fly」いたるまでのパフォーマンスをチェックできる動画では、当時のSMAPが持つ迫力と熱気を感じることができます。

それではリスナーを奮い立たせる「Fly」の歌詞を改めて振り返ってみましょう。

一番の歌詞の解釈