戸惑う彼女、突き進む主人公
全員:
Dangerous love 乱れた Sweet Criminal
戸惑ってる 暇なんて ないぜ?
Dangerous love 踊ろうぜ All through the night
もう ギリギリ Sweet Criminal
この愛はもう止められない Criminal…
出典: Criminal/作詞:zopp 作曲:CHOKKAKU、Takuya Harada、Joakim Bjornberg、Christofer Erixon
危険な愛の為に犯罪を犯した主人公。
1行目のワードを手繰り寄せると、この犯罪行為そのものが甘くて危険な蜜の味とでもいいましょうか。
乱れた気持ちからは犯罪を犯したことへの少しの動揺が感じられます。
そして気になっていた「君」の反応です。
2行目の最初のワードから、彼女は決して喜んでいるわけではいないことがわかりますね。
これは一体どういうことなのでしょうか?
ここまでで分かるのは、警察に追われるようなことをし、怪我までしているということ。
つまりギリギリではなくアウトでしょう。
愛を求める気持ちが高まりすぎて現実が見えなくなっているような、そんな危険さえ感じます。
「君」が主人公を変えた…?
神山:
人波をかきわけて
濱田:
ざわめく街を置き去り
藤井:
掴みかかる腕ほどき
神山、藤井、濵田:
車飛び乗りハイウェイへと
重岡:
誰も信用なんてできないまま 生きてた そうさ 今日までは
神山:
君が変えてくれたんだMy girl 誰にも渡さない
出典: Criminal/作詞:zopp 作曲:CHOKKAKU、Takuya Harada、Joakim Bjornberg、Christofer Erixon
主人公の高ぶる気持ちと「君」に対する執着心のようなものを感じます。
とにかくすべてを振り払って逃げ続ける主人公。
友達や家族、そんなものはとっくに捨て去ってきたのでしょう。
人を信用できず誰からも相手にされないで孤独に生きてきたのが分かります。
そしてそんな自分を変えてくれたのは「君」なのだといっています。
だからといってこの歌詞からは彼女を本当の意味で守るという気持ちは伝わってきません。
どちらかというと、狂気に近い感情すら読み取れます。
主人公は彼女を傷つけるつもりはないでしょうが、最後の1行が少し怖いですね。
この意味がどっちに転ぶのか…。それが問題です。
犯罪を犯してまで手に入れたかったもの
「君」への愛しか生きる意味がない
小瀧:
後悔なんてない 君なしの 未来なんていらないよ
桐山、中間:
愛に生きる どこまでも
出典: Criminal/作詞:zopp 作曲:CHOKKAKU、Takuya Harada、Joakim Bjornberg、Christofer Erixon
主人公の気持ちだけを汲み取れば、愛に真っすぐな人であることがわかります。
彼は彼女のためならば死をも恐れないのでしょう。
生きている意味を彼女への愛に見出してしまったのです。
これが相思相愛なら固い絆で結ばれたハッピーエンド。
しかし彼女の気持ちがそうでないのがわかるため、本当の意味で危険な愛と解釈せざるを得ません。
「君」は僕の宝物
全員:
You´re my treasure 狂わす 理性Tonight
彷徨ってる 心よ Good night
You´re my treasure 世界が 終わっても
もう 構わない Sweet Criminal
誰にも邪魔はさせない Criminal…
過去は捨てて 君と二人 未来へ
出典: Criminal/作詞:zopp 作曲:CHOKKAKU、Takuya Harada、Joakim Bjornberg、Christofer Erixon
ここでは「君」のせいで理性が狂ってしまったといっているようです。
飛躍すると、こんなことをするのは「君」のせい。そんな風に捉えることもできます。
そうでないことを願いますが、もしかしたらストーカー気質があるのかも?
と思ってしまいますね。
主人公はとにかく「君」を愛し、「君」さえいればいいと思っているよう。
彼女を誰にも渡さないという、怖いくらいの強い意志を感じます。
何度も言いますが、これが彼女も同じ気持ちだったら…。
そうではないから狂気の沙汰です。主人公は愛するが故に理性よりも本能を選んでしまったのでしょう。
ただ救いなのは最後の1行。
ここでは未来への希望を感じさせます。
つまり、自暴自棄になってめちゃくちゃやってろうというわけではないこと。
きっと彼女が彼のことを理解し一緒にいてくれるのなら、彼は彼女に優しくしてくれるでしょう。
ここまでくるとそう願わずにはいられません。