秦基博さんは、自分が右側で恋人は左に立っていてほしいそうで、その並びが落ち着くそうです。
自分のポケットに彼女の手を入れたりしたこともあると語っており、この辺りの歌詞は自分の経験から作られているようです。
自分の服のポケットの中で2人の手が合わさります。ただ手を繋いで歩くよりもポケットの中に入れるだけで、いつもとは違う特別を感じることが出来ます。
ですが、手が触れ合ったり、お互い抱きしめ合ったりすることだけで繋がっているわけではないのです。
2人を繋ぐのは手の温もりだけじゃない
僕らをつないでいるもの
君が笑うから 僕も笑った
「ねぇ 今年もあの花が咲いたね」と君が言う
今 君の家に向かう途中
出典: 僕らをつなぐもの/作詞:秦基博 作曲:秦基博
自分が笑顔になると誰かが笑顔になるように、笑顔は人に移っていきます。”君”の笑顔は自分まで笑顔にしてくれるのです。
ですが、2人を繋ぐものはそれだけではありません。自分たちとは何も関わっていないものでさえ、2人を繋いでくれているのです。
ポケットに手を入れる時期なので、冬ということで筆者は梅の花を想像しましたが、季節に咲く花も2人を繋いでくれます。
去年も見たあの花が今年も咲けば「また一緒に見ることが出来たね」と、2人の愛を確かめることが出来るのです。
2人が繋がっていない遠い場所にいたとしても、沢山のものが2人を繋いでくれているのです。
ガソリンスタンドの交差点は 行き交う車の音であふれて
僕らの会話がかき消されてしまわぬ様
自然と 僕ら もっともっと近づいた
出典: 僕らをつなぐもの/作詞:秦基博 作曲:秦基博
交差点は車通りが多く、エンジン音、クラクション、アスファルトを通るタイヤの音、ブレーキ音など、耳を澄まさなくても沢山と音が聞こえてきます。
だからこそ、お互いの会話を漏らさないようにもっと2人が近づき合うのです。
考えてみれば、交差点でさえ2人を繋ぐ1つの要素となっているのです。
歌詞にガソリンスタンドが出てきますが、ガソリンスタンド近くの車が特別うるさいわけではないので、秦基博さんがよく通る交差点が元になって歌詞を書かれたのが分かります。
僕らをつないでいるもの
僕のハナウタが君にうつった
「ねぇ 歩道橋の上に月が見えるよ」と僕が言う
幼い僕らのこの恋を照らしてよ
出典: 僕らをつなぐもの/作詞:秦基博 作曲:秦基博
秦基博さんはよく鼻歌を歌っているそうで、人の鼻歌に被せたり、鼻歌を取り合って遊んでいたことがあったそうです。
そうやってまた”僕らをつなぐもの”が2人に幸せな空気を作るのです。
パッと歩道橋を見上げると、月が見えます。
家に帰り始めた時に見えたのは、ただの黄色い信号でしたが今度は本当の月でした。
あの時少しだけ騙されたような感覚を覚えていたからこそ、いつもよりも綺麗さを感じることができ、2人を照らしてくれるのです。
コード譜はこちら!
「僕らをつなぐもの」のコードを掲載しております。
アルペジオで恋人の前で弾き語りたいですね。素敵な空間が想像できます。
A E F#m Cdim C#m
月灯りかと思ってみれば 変わる間際の黄色い信号
A E G# C#m
やたらと長い 赤信号に変われば
A#m7-5 A B7
決まって僕ら キスをするんだ
A E F#m Cdim C#m
君はいつも左側を歩き 僕のポケットに小さな手を入れる
A E G# C#m
こうして触れる指先の温もりだけ
A#m7-5 A B E F#m7 B7
それだけで 僕らはつながってるわけじゃない
出典: 僕らをつなぐもの/作詞:秦基博 作曲:秦基博
E A G# C#m
僕らをつないでいるもの
A#m7-5 A
君が笑うか ら 僕も笑った
E A G# C#m F#
「ねぇ 今年もあの花が咲いたね」と君が言う
A Bsus4 B A
今 君の家に向かう 途 中
出典: 僕らをつなぐもの/作詞:秦基博 作曲:秦基博
終わりに
いかがだったでしょうか。秦基博さんの「僕らをつなぐもの」について解説させて頂きました。
とても美しく、温かい歌詞で、解釈していてとても気持ち良かったです。
恋人と家に帰るまで、たった15分くらいの道のりだと思いますが、そんな街の中に2人を繋ぐものが沢山あったのです。
2人を繋ぐものに気付けることで人生が豊かになるかもしれません。恋人と一緒に探してみるのも面白いかもしれませんね。
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