溢れ出す願い込めて僕らは
今から君の見てる方へと
やるせない夢が覚めた頃に
また、しわを合わせて
出典: しわあわせ/作詞:Vaundy 作曲:Vaundy
ここまでの歌詞で、人間の気持ちはどんなに離れたり忘れたりしないと思ってもそれはできないことが語られました。
しかし最後のこの歌詞は、人間には忘れてしまったものを思い出す気持ちが蘇ることが語られています。
仕事や日常のことなど様々なことに忙殺され、大切なことを人間は忘れていきます。
しかしいつかは、あるいはふとした瞬間にそのやるせない時間から目が覚めて気がつく時もありますね。
「忙しさに大切なものを見失っていたかもしれない」と。
その時に悲しい気持ちになる時もあるかもしれません。
ですが、またしわを合わせるように誰かを思うことも人間にはできます。
しわあわせの結末に得られるものは、誰かを思う気持ちが蘇ることなのだと考えられます。
直接的な言葉を使わない歌
本作は「時間」や「人の出会い」を歌っていました。
しかし直接的な言葉でそれらが大切だと表現してあるわけではありません。
様々な比喩を使って、聴く者に想像させる余地を残すことでそれらの大切さを伝えようとしています。
言葉とは人間が情報を伝える非常に便利なものです。
「しわあわせ」は、言葉を巧みに使って心を重ねることがどういうことかを伝えていました。
こうした部分にVaundyの卓越した音楽センスを感じることができます。
「しわあわせ」でVaundyの世界観に魅了された方はこちらの記事もいかがでしょうか。
ユニークなタイトルは、やはり気持ちを直接的な言葉以外で表現するVaundyの魅力が感じられます。
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