誰もがこの星の 大切な Prince Princess
未来は君の手に託される
ボロボロになってもダメダメになっても
立ち直れる君は Prince Princess

出典: Prince Princess/作詞:久保田洋司 作曲:JOEY CARBONE,RYOMA KITAMURO

続いて全3回に渡って登場するサビに入っていきます。

ここで初めて物語の1人の主人公の細かな描写から、視点が世界へ広がります。

1人のある女の子、または男の子のストーリーから私たちに映るのです。

まるで聴衆であるファンに向けて「1人1人が物語の主人公なんだ」と教えてくれているかのよう。

自分には関係ない、特別なものは何も持っていないから。

このように第3者の視点で歌を聴いていたら「あなたもその主人公だよ」と突然伝えられたのです。

応援してくれる人がいる

現実的に侘しく感じている人も、思わずはっとする瞬間ではないでしょうか。

忙しく働き、仕事や家事で頑張っているのに感謝もされずケンカする日々。

たまにオシャレをしても気付かれずむなしく空気と化す私。

そんな時、自分は物語の主人公だと考えると少し人生に色が付きます。

何気ない一挙一動が私を形作っていて、それを見て応援してくれる人がいる。

そう思うと自分だけの特別な物語を作っていこうと前向きな気分になれるはずです。

Princeの3人はライブではこちらへ向けた振り付けを付けて歌っています。

手を振る動作は会場が一体感を感じる振り付け。

普段は応援する側の私たちです。

しかしまさにPrinceもまた私たちを見て応援してくれているように感じられます。

そのままで大丈夫

可能性は無限

誰もが空の下 美しい Prince Princess
扉を開くカギ握ってる
ボロボロの涙でビショビショになっても
立ち上がれる君は Prince Princess

出典: Prince Princess/作詞:久保田洋司 作曲:JOEY CARBONE,RYOMA KITAMURO

2行目は現状打破のきっかけや成功のカギのことを示しています。

ですが、手に入れようというただの前向きな応援歌ではありません。

歌詞によると私たちはみんなすでに持っているようです。

「これ以上頑張らなくていいよ、あなたはありのままが素敵だから。」

こうして主人公である私たちを許し、勇気付けてくれています。

見守ってくれる存在

カギは現実でいうところのお守りのようなものでしょう。

持っていると安心する。

そして常に一緒にいることでお守りと共に必ず成功出来る気がする。

ファンにとってはPrinceの3人がいてくれることでお守りとなるでしょう。

歌詞がカギとなり、私たちの成功を手助けしてくれるのです。

サビの最後でも言葉のマジックが隠されています。

「立ち上がれ」「立ち上がろう」「立ち上がれるはず」

このような、努力を連想させる熱い言葉が使われていないのです。

まだ成し遂げていなくても、不思議と大丈夫

肩の荷を下ろしてスッと気持ちが軽くなるようです。

感じること

いつの間にか経験値が増えて

大人になる前は知っている

未来は君の手に託される

出典: Prince Princess/作詞:久保田洋司 作曲:JOEY CARBONE,RYOMA KITAMURO

こちらは2、3回目のサビの部分です。

2回目の方は、言い換えれば子供時代は誰もが知っているということです。

何を知っているのでしょうか。

直前の歌詞とすると、子供の頃は自分を物語の主人公と感じ生きていたということ。

子供は毎日が新しいことでいっぱい。

嫌なことも楽しいことも含めて目に見えるものが全部キラキラしています。

それが大人に近づくにつれていつのまにか慣れていき、つまらなく感じるでしょう。

想像や体験は「新しさ」を生む

例えば自分を天の視点から見て、物語の主人公のように作っていく。

時には新しい道を通ってみたり、電車で隣り合った人の1日を想像してみたり。

ちょっとしたことで世界は楽しくなるはずです。

どのようにこれから先を作っていくのかはそれぞれの主人公次第

自分をPrinceやPrincessに置き換えてみましょう。

生活が、世界が特別なものに変わり胸がときめくはずです。