貧しい心
名もない花が綺麗とかそんなのどうでもいいから
貧しい心を消したい
バイトしたくない
出典: 夜紛い/作詞:n-buna 作曲:n-buna
道端に咲いている名前のない花を見て、
「綺麗だ」
と思う心なんていらないから、自分の貧しい心を消したい。
では、この「貧しい心」とは何でしょうか。
1番でも書いた、「中身のない空っぽの心」のことではないでしょうか。
そして、唐突すぎる最後の1文。
この1文にはどのような意味があるのでしょうか?
「努力してまで心を養いたくない」という意味にも捉えられます。
貧しい心ならいっそ捨ててしまいたい。
そんな主人公の気持ちが読み取れます。
写真
俯いたまま話すから人の気持ちがわからない
君の写真を見ていたいだけ
出典: 夜紛い/作詞:n-buna 作曲:n-buna
このフレーズは非常に悲しい意味があるように思えます。
忘れられない人の写真を見て、写真だけと話しているから他人の気持ちが理解できない。
そんな風な思いが込められているのではないでしょうか。
俯き、写真だけと向き合っている様子から、写真の人物との2人だけの空間なのでしょう。
その空間が主人公にとっては、悲しくも幸せであるに違いありません。
等身大を歌う
「あの人以外価値がない」という意味であるこのフレーズ。
他人なんて歌っても意味も価値もないのでしょう。
主人公には、忘れられないあの人こそが自分の全てなのです。
主人公の気持ちの強さが読み取れるフレーズとなりました。
人生とは
マシンガンの意味
人生とはマシンガン そんなことを言いたい
リフレインごと歌って
ねぇ、その喉から全て
切ない歌を消したい 優しい歌も消したい
聞くだけで痛い 僕に一つでいい
出典: 夜紛い/作詞:n-buna 作曲:n-buna
ここでのマシンガンはただの銃とは違う意味ではないでしょうか?
「人生とは悲しいこと」
そう言っているように思えます。
人生を終わらせる道具であるマシンガン。
そのことから連想すると、人生とは悲しい。
「人生とは悲しいことだ、なんて言ってみたい」
という意味ではないでしょうか。
君の歌
「リフレインごと〜」からとても切ない歌詞となっています。
あの人の喉から歌われる優しい声や切ない声は忘れたいのでしょう。
でも、あの人の最期を何度でも聴かせてほしい。
ここでもまた、主人公の葛藤が読み取れます。
何度だって聴かせてほしい。
それなのに、消してしまいたいのです。
自分自身でも悲しいほどにどうしようもない感情なのでしょう。