【接吻/ORIGINAL LOVE】歌詞に込められた意味とは？ドラマ『大人のキス』主題歌！動画あり！

まず、ORIGINAL LOVEの楽曲である『接吻』の収録作品や主題歌となったドラマなど、概要について紹介します。

ORIGINAL LOVEは1986年に田島貴男を中心に結成されたグループです。

ロック・ソウル・ジャズ・ポップスなど、さまざまな音楽性を感じさせる懐の深さと田島貴男の独特な歌声が特徴となっています。

メンバーの入れ替わりが多く、1995年からは田島貴男のソロユニットになりました。

そんなORIGINAL LOVEの『接吻』は1993年11月に『接吻 -kiss-』として発売されたシングルです。

田島貴男自身も思い入れが強い曲で、作風が決まった作品とも語っています。

大人の複雑な恋愛を感じさせる名曲です。

ORIGINAL LOVEと聞くとこの『接吻』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

この曲は、『朝日のあたる家』『プライマル』と並ぶORIGINAL LOVEの代表曲となっています。

しかし、残念ながらオリジナルアルバムには収録されていません。シングルとしての完成度が高すぎたのかもしれませんね。

『ボラーレ！ THE BEST SELECTIONS OF ORIGINAL LOVE』などのベストアルバムに収録されています。

また、ライブアルバム『Overblow Tour 2012 Live in Shibuya Club Quattro』での演奏も必聴です。

音源とはまた違った魅力が楽しめますよ。

この曲はドラマ『大人のキス』の主題歌に使われたことで話題を集めました。柴田恭兵・石田純一・深津絵里などが出演したドラマです。

離婚した中年男性の2人が愛をつかむまでを描いたラブストーリーとなっています。

ドラマの最終話では『接吻』の歌詞である「長く甘い口づけを交わす」というタイトルがつけられています。

このことからも、『接吻』がドラマに欠かせない歌であったことがよくわかりますよね。

大人の静かな情熱を感じさせる愛が描かれた『接吻』の歌詞の意味を解釈していきたいと思います。

「長く甘い口づけ」とは激しく求めるような感じではなく、溶けるような大人のキスという意味です。

表面ではなく「あなた」の深い部分を知りたいという気持ちがあり、相手のことを探っているのでしょう。

「fall in love」という歌詞から口づけをするたびに、自分は恋に落ちていると感じていることがわかります。

しかし、それだけの想いがありながらも「色の無い夢」を見るのはなぜでしょう。

それは、まわりが見えなくなるような若い頃の恋愛とは違って、大人として抱えているさまざまな事柄が現実に引き戻すからだと思います。

なぜかはわからないけれど、満たされない気持ちを感じる日というのはありますよね。人によってはお酒を飲みに行ったり、趣味に打ち込んだりするのではないでしょうか。

そんな日に「あなた」の自分を求めるような「濡れた眼差し」はとても刺激的でうれしい気持ちになるのです。

twilightには「微光・たそがれ」といった意味があります。

「枯葉色のtwilight」とは若々しさはないけれど、おだやかで枯れた魅力のある大人の恋愛という意味でしょう。

それを「子供のように無邪気」に求めているのが、対比的で面白いですね。