【ウィーゴー!】とはどんな曲?
人気アニソン歌手【きただにひろし】の楽曲
アニメソング界の中でも数々の人気曲を世の中に出しているのが【きただにひろし】です。
そんな彼が2011年11月16日に発売した12枚目のシングルが【ウィーゴー!】。
この楽曲は週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画「ONE PIECE」と深い関わりを持っています。
それはフジテレビ系で放送されたアニメ「ONE PIECE」のオープニングテーマに起用されたこと。
過去にも「ウィーアー!」が主題歌に起用されたりと、【きただにひろし】とONE PIECEには深い縁があるのです。
「ウィーアー!」と1文字違いのこの楽曲も作品のストーリーとリンクしたような歌詞になっています。
ONE PIECEの世界に入り込んだかのような高揚感とワクワク感を味わえるのがこの楽曲の魅力。
これから歌詞の意味を読み解きながら、解釈していきたいと思います!
タイトルから読み取れる想い
タイトルは【ウィーゴー!】。
日本語に直訳すると、「私たちは動き出す!」といった意味になります。
タイトルからもONE PIECEの世界のような躍動感を感じることができるのです。
では彼らはどこへ動き出そうとしているのでしょうか。
その答えは歌詞の意味を読み解いていくとみえてきます。
光り輝く彼らの旅路の理由と彼らが目指す先も踏まえながら、少しずつ読み解いていきましょう。
歌い出しから伝わる躍動感と高揚感
麦わらの一味の船出姿が想像できる
じっと出来ない 止まれない
夜明けが遅くて ジレったい
出典: ウィーゴー!/作詞:藤林聖子 作曲:田中公平
この歌詞の軸になっているのはONE PIECEのキャラクターたちでしょう。
主人公の「ルフィ」を筆頭に個性豊かで頼もしい仲間たち。
そして彼らの船出はいつも明るく、賑やかなのです。
島を離れるときの名残惜しさもあるでしょう。
しかしそれを凌駕するほどに、まだ見ぬ冒険への期待や興奮が止まらないのです。
どこかの島に長いこと立ち止まっているなんてことは時間がもったいないと感じています。
少しでも時間があるのなら、新しい土地で新しい出会いを求めて動き出したいのです。
彼らの冒険魂は冒険を終えるごとに、消えるどころかより激しく燃え上がっていきます。
この歌詞からは漲る冒険へのワクワクと生き急ぐ彼らの興奮が伝わってくるのです。
溢れ出る疾走感
旗を揚げよう Break of Romance Dawn
波風立てよう スリープからのジャンプスタート
出典: ウィーゴー!/作詞:藤林聖子 作曲:田中公平
待ちに待った夜明けが訪れた船にはもう活気が満ちています。
それは太陽が昇ることが、まるでリレーのスタートの合図のように。
太陽の光が船を照らしたことで、彼らはようやく動き出せることに喜びを感じているのです。
錨をあげて、帆を張って、旗を掲げて、目一杯の追い風を受けながら船は動き出します。
彼らのスタートはいつも高くジャンプしたくなるようなウキウキが詰まっているのです。
これから始まる今日という1日に待っている出来事を想像して、期待が止まらなくなっているのが伝わってきます。
まるで彼らが冒険に出かける瞬間に立ち会えたかのような生き生きとした空気感が伝わってくるのです。
彼らの想いがみえてくる
自由であることを望む理由とは
目立ち過ぎ それって罪?
指名手配→つまりWinner (・∀・)
自由だけが 俺たちのルール
心配なんて どこ吹く風
出典: ウィーゴー!/作詞:藤林聖子 作曲:田中公平
本当ならば世間に顔を晒されることは嫌なことです。
しかしそれこそが彼らの目標でもあり、認められた証拠でもあります。
有名になって、世間から追われる。彼らが目指すのは、世界に名前を馳せることなのです。
そしてこれからの人生も縛られずに生きていくことこそが彼らの大切な掟の1つ。
自由。それは自分の好きなことを好きな時に好きなだけできることです。
大好きな仲間とまだ見ぬ世界を求めて冒険するのが彼らの望み。
自由であるということはどれだけ素晴らしく幸福なことであるのかが伝わってきます。
いろいろなものに縛られる人生は、やりたいことをできずにもどかしい気持ちになることも多いのです。
この歌詞からは、羨ましくなるほどの「自由」の素晴らしさを感じ取ることができました。