Telephone ft. Beyoncé/レディー・ガガ
過激さとインパクト
デビュー・アルバム『THE FAME』に収録されていた「PAPARAZZI(パパラッチ)」。
短編映画のようなMVでは、様々な美しい“死体”やガガ本人も殺されかけたりとその過激さは話題となりました。
今回ご紹介する「Telephone」はその続編。
最強タッグを組んだ歌姫
この楽曲は、今や“Big Mama”と言いたい風格のビヨンセが参加しています。
時には後光が射しちゃうほどの神々しさを放っていますが、こんなビッチ役がハマっていた時代もありました。
多くの女性が登場するPVですが、この2人の存在感には圧倒されます。
ブリちゃんに断られたが大ヒット
こっちも聴きたかった?
元々、他のアーティストへ楽曲提供を行っていたレディー・ガガ。
その中の1人が、ブリちゃんことブリトニー・スピアーズでした。
しかし、ブリちゃん陣営はこの楽曲を断ってしまったのです。
収録予定だったであろうブリトニー・スピアーズのアルバム『CIRCUS』は当時170万枚のセールスを記録。
同時期にリリースされたレディー・ガガのセカンドアルバム『THE FAME MONSTER』は再発盤という位置づけともいえる中で160万枚以上を売り上げました。
「TELEPHONE」は全世界で700万枚以上、ガガの大ブレイクを予見できていればと何とも微妙な心境だったでしょう。
いえ、むしろコラボの相手役を買って出ていたかもしれませんね。
ブリちゃんの作品もヒットしたのが幸いですが。
最高にクールでビッチな女たち!
まずは「PAPARAZZI」を思い出してみよう

パパラッチにガガを売ろうとしたのか、それともパパラッチそのものだったのかもしれない恋人(夫?)に殺されかけたガガ。
大怪我から復帰したガガがいるのにも関わらず恋人は浮気を繰り返し、その度に相手の女性らしき人物は死体となってMVに登場します。
そして復讐を決意したガガは恋人を毒殺し、MVでは逮捕され警察に連行されるシーンで終わっています。
見応えのある続編

こちらが「Telephone」のMV。
「PAPARAZZI」の最後で逮捕されていましたが、こちらは牢獄にぶちこまれるシーンから始まります。
“I told you, she didn’t have a dick.(言ったでしょ?彼女にはディックは付いてないって)”
“Too bad.(残念ね)”
“Dick”とは男性器のこと。
衣類も剥ぎ取られ、実際にあった両性具有説をネタにしているようですが、モザイクが掛けられるところはさすがレディー・ガガ!
そして刑務所の屋上では筋トレに励む女性たちが。
中でも特に男前な女性とのキスの最中に携帯電話をゲットします。
Telephoneシーンにガガの妹も登場!?
“Beyonce’s on the line for Gaga!(ビヨンセから電話だ、ガガ!)”
という放送の後、ガガは電話を取ります。
この2分15秒頃からの喧嘩が始まるシーンに登場するサングラスにレザージャケットの女性がレディー・ガガの妹ナタリー・ジャーマノッタ。
このシーンでは頻繁にアップで登場していますよ。
姉妹だけあってソックリです。