いきなりbest friends(親友)と親し気に呼びかけてくる星の住人。
彼女達は妖精で、パーティに招待してくれるようです。
チケットは具体的に言うと一体なんなのでしょうか。
きっと子供の頃のサンタ・クロースを信じていたような純粋な気持ち。
そして、未知のものに対してワクワクやドキドキする気持ち。
怖がらずに、そんな子供の頃を思い出してついてきてね!
そう言っているのかもしれません。
踊ろう!
さぁ手をつないで一緒に踊ろうよ
眠ってる時だけ君に会える
目を開けたら一瞬で終わっちゃうの
消えゆく月に約束
明日もここで、待ち合わせだよ
出典: Fairy Party/作詞:長沢知亜紀(CWF)・永野小織(CWF) 作曲:長沢知亜紀(CWF)・永野小織(CWF)
ダンスに誘ってくる妖精達。
そこで出会った「君」と離れがたい気持ちになるほど親密になった主人公。
きっと一晩中踊り明かしたのではないでしょうか。
歌詞から推測すると、どうやら妖精と「君」は夢や空想の世界の住人のようです。
夢見る時や、空想することをやめて、現実に返ってしまった時…
妖精達と「君」には別れを告げなくてはなりません。
夜が明けてゆくと、月の代わりに太陽が顔を出してしまいます。
そうなるともう楽しい時間は終わり。
歌詞の主人公は「明日もまた会おうね」と妖精達と「君」に別れを告げたのでした。
毛布に思い出詰めて
会えなくても大丈夫
琥珀の空は静かに
会えないときも見守ってくれる
毛布に思い出詰めて
気まぐれな君探しに行こう
出典: Fairy Party/作詞:長沢知亜紀(CWF)・永野小織(CWF) 作曲:長沢知亜紀(CWF)・永野小織(CWF)
「琥珀」は朝焼けや夕焼け空の色を示しています。
つまらない日常を送る昼と、妖精達に会える夜を繋ぐ色。
それを見ると主人公は元気が出てくるのかもしれませんね。
これまでに妖精達と過ごした時間を想いながら、今夜もベッドに横になります。
妖精のパーティで仲良くなった「君」はとても移り気な性格。
待ち合わせ場所にいるとは限りません。
主人公から居場所に出向く必要があるのです。
仕方ないなあと思いながらも迎えに行く主人公。
でも、きっと「君」のそんなところが主人公には魅力的にも映っているのでしょう。
今夜もパーティが始まる
おかえりなさいbest friends
妖精たちは手を振ってる
パーティー会場まだ秘密だよ
準備はもういいかな?
(Fairy Party!)
出典: Fairy Party/作詞:長沢知亜紀(CWF)・永野小織(CWF) 作曲:長沢知亜紀(CWF)・永野小織(CWF)
歓迎の言葉で妖精達に出迎えられた主人公。
もうかなりの常連というのがうかがえます。
妖精のパーティの開催場所は毎回違っているようです。
毎回、新鮮な驚きがあるパーティだということが伝わってきますね。
「君」の移り気な性格が反映しているのでしょうか。
そして、今夜もまた、妖精達のパーティが始まります。
つらいことがあっても夢の中では一人じゃない
ねぇ手をつないで今日も歌おうよ
夢の中いつも君は笑ってる
目を開けてもひとりぼっちじゃない
昇ってく太陽の光
ふたりで絶対掴めるはずよ
出典: Fairy Party/作詞:長沢知亜紀(CWF)・永野小織(CWF) 作曲:長沢知亜紀(CWF)・永野小織(CWF)
今日も「君」と妖精のパーティで踊ったりして楽しむ主人公。
前向きな言葉を投げかけ、「君」を励ましています。
現実の世界の「君」は笑っていないのでしょうか。
まるで夢の世界だけでしか笑っていないような歌詞です。
妖精のパーティはつらい現実から逃避するために存在しているのかもしれませんね。
「君」を励ましている歌詞の主人公もまた、同じように現実では一人?
「太陽」は明るい未来の例えではないでしょうか。
夜しか会えない「君」。
その「君」とは決して本物の「太陽」は見られないはずだからです。
「夜だけではなく、ずっと2人一緒に過ごせる時がきっと来るよ」とポジティブな意味も込められているのかも。