自分とは正反対の性格や特徴を持つ仲間。
でも一緒に時間を過ごすうちに、相手の魅力がたくさん見えてきて、いつの間にか自分も影響されていた。
「真似っこしたくなるほど相手のことを認めていた」ということが伝わってくる歌詞ですね。
《2番Bメロ》ごめんね、僕は先に行ってるよ
君が泣いてた夜 僕は涙を拭いた 簡単にうなずき合って
逃げる未来に気が付いて 変わらないキミを見つめて
思い出は置いていこうと決めた ごめん もう先に行くよ
出典: HARUKAZE/作詞:Noriyuki Issiki・SCANDAL 作曲:Noriyuki Issiki
「君が泣いてた~」の部分から、おそらくこの歌の主人公は、もうすぐ離れ離れになることや自分の気持ちを、相手に伝えたのではないかと推測できます。
別れは辛いけど、この場所に居たままでは自分の夢を叶えることはできない。だから、ごめんね。僕は先に行くから…!といったニュアンスでしょうか。
うーん、なんとも切ない歌詞ですね!
でも「さようなら」と告げるのではなく、「先に行く」と言っているということは、「後でまた合流しよう」という前向きなメッセージが隠れているようにも感じられます。
《2番サビ》また笑顔で再会しよう!
舞い落ちる花びらユラユラ 揺れるココロ繋いでて
忘れないように 春風に夢と願いを乗せ歩き出す
ねぇ、顔をあげて また隣で笑えるように
出典: HARUKAZE/作詞:Noriyuki Issiki・SCANDAL 作曲:Noriyuki Issiki
花びらや春風が舞う中、夢を叶えるという願いを胸に抱いて歩き出す主人公。
今は別れが辛くて悲しいけど、いつの日かまた笑顔で再会したい!という強い感情が表れていますね。
《Cメロ》でも本当は不安でいっぱい
誰も強くなんてないんだよ 1人じゃ不安だよ 僕だってそう
出典: HARUKAZE/作詞:Noriyuki Issiki・SCANDAL 作曲:Noriyuki Issiki
「夢に向かって歩き出すことを決意したけど、でも本当は不安でいっぱいだ」ということが綴られています。
夢を叶えるために一人で旅立つことに対して、弱気な気持ちを抱いているのでしょう。
とても正直な気持ちが表れている歌詞ですね。
《ラストのサビ》またここから始めよう
舞い落ちる花びらヒラヒラ ココロの隙間すり抜けてく
素直になんなきゃ どんな痛みがまた僕のココロ襲っても 忘れないように
春風に夢と願いを乗せ歩き出す 信じた未来がここからまた始まるように
出典: HARUKAZE/作詞:Noriyuki Issiki・SCANDAL 作曲:Noriyuki Issiki
ラストのサビは、1番のサビや2番のサビとよく似ていますが、「信じた未来が~」という最後の部分だけ違っています。
「僕は先に行っているから、再会できた時にはまた一緒に歩もう」といったメッセージが込められているように感じます。
おわりに
「HARUKAZE」は、夢を叶えるために旅立つ人の背中を押してくれる歌といえるでしょう。
「大切な仲間と別れることはつらいけど、でもこれが最後ではない。僕は先に行って待っているから、いつかまた会おう」という明るい別れ方をしているのが印象的ですよね。
もう二度と会えないのではなく、一時の別れであるという所に希望を感じる春ソングですね。
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