『才能は凡人以下だ』って 大体才能ってなんなんだ
出典: 世界を壊している/作詞:Neru 作曲:Neru
才能というワードを使用している点、語尾の口調の雰囲気も類似性を感じます。
なあどうだい東京
僕を消し去ってくれやしないか
出典: だから僕は不幸に縋っていました/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと
どうだい、現状僕は
そうかい、どうしようもないな
出典: ハウトゥー世界征服/作詞:Neru 作曲:Neru
Neruさんの楽曲にも、東野へいとさんの楽曲にも通ずるのは特徴的なワードがあるということです。
上記でいうならば『どうだい』などが挙げられます。
そこで【神様、僕は不幸に縋っていました】の歌詞中に登場する語彙にも注目していきましょう。
『ガラクタ』『青春』『インチキ』『スティグマ』『爪弾き』『フライト』など。
他のアーティストではあまり使われていないワードですが、Neruさんの楽曲には共通点があります。
ガラクタの望遠鏡で僕を映して 遠い星を覗いている
出典: 捨て子のステラ/作詞:Neru 作曲:Neru
行き場を失った青春が 枯ればんだドアをノックして
そうさ、泥まみれになって汚れていく
爪弾きに遭って離れていく
出典: この劣等感を救ってくれ/作詞:Neru 作曲:Neru
お釈迦気取り スティグマ擬きのロックスター
出典: オーヴァースレプト/作詞:Neru 作曲:Neru
カラカラと音を立てて
目一杯フライトする
どうだいこいつは やればできるだろう
出典: 人生は名状し難い/作詞:Neru 作曲:Neru
これらは一部でありますが、これだけでも同じワードが多用されていることが分かります。
同じ人が紡ぐ詞となると、そこに使われる語彙は類似するのは当然のことです。
いくら正体を隠してはいても、楽曲には隠せない東野へいとさん・Neruさんの魅力が溢れているのでしょう。
互いのリスペクト
インタビューでも述べられていましたが、どこのだれかさんと東野へいとさんは以前からの交流がありました。
音楽の好みが同じだった二人は、意気投合して【神様、僕は気づいてしまった】をスタートさせます。
東野へいとさんは、このバンドを組むにあたってロックサウンドを追求したいと考えていたようです。
そして、それまでにやってきたソロ活動でのバンドサウンドに終止符を打つことも述べられていました。
これが述べられていた時期は2017年頃です。
Neruさんがバンドサウンドを中心とするロックナンバーを作り続けてきたのも2016年頃まででした。
2013年発売の1stアルバム『世界征服』、2015年発売の2ndアルバム『マイネームイズラブソング』。
これらは、疾走感がありメロディアスなロックサウンドが魅力的な楽曲で構成されていました。
そこから2018年にリリースされた3rdアルバム『CYNICISM』では新たな曲調が多く見られました。
このNeruさんの楽曲の変化も、【神様、僕は気づいてしまった】の進展と関係しているに違いありません。
互いの音楽を常に評価し続けてきたどこのだれかさんと東野へいとさん。
求めているメロディーセンスや歌詞に対する考えが共通していると述べられていました。
時には、どっちが書いた楽曲すらも判別が付かないほどに似通った楽曲を作ることもあったそう。
まふまふさんとNeruさんも、楽曲のカバー(歌ってみた)を用いてコラボすることが多くありました。
最近では、まふまふさんからこのようなツイートもなされています。
このような観点から踏まえると、やはり以下の予想は間違っていないのではないかと考えます。
- どこのだれか=まふまふ
- 東野へいと=Neru
依然として本性は明かされていませんが、凄まじいメンツの集いであることは間違いでしょう。
一度【神様、僕は気づいてしまった】を聞いてからまふまふさんのNeru楽曲のカバーを聴いてみてください。
至る所に両者の類似点が詰め込まれています。
以下はNeruさんの楽曲『病名は愛だった』をまふまふさんがカバーしているものになります。
【神様、僕は気づいてしまった】の正体を知っていながら聴くと、奥ゆかしさがあります。
終わりに
いかがだったでしょうか。神様、僕は気づいてしまったのメンバーについて紹介させて頂きました。
どこのだれかさん、東野へいとさんについてはある程度絞ることが出来ましたが、和泉りゅーしんさん、蓮さんについては全く分からないままです。
現在覆面バンドとして活躍していますが、正体を現すことも、インタビューなどで語られることもないでしょう。正体を知られて変な先入観を持たせたくない、というのもあると思います。
まだまだ駆け出しだといわれている神様、僕は気づいてしまった。今後の更なる活躍を期待したいですね。
以下は【神様、僕は気づいてしまった】の楽曲についての歌詞解釈記事になります。
こちらは2020年にリリースされた『インナーサークル』という楽曲です。
ソリッドで硬質なロックサウンドと不気味なメロディーラインに注目です。
神様、僕は気づいてしまった【インナーサークル】歌詞を和訳して意味を解釈!救えない痛みを解き明かす! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ハイトーンボイスのどこのだれかと繊細でメロディアスな楽曲を生み出す東野へいとのコンビネーションが魅力の1つである4人組ロックバンド【神様、僕は気づいてしまった】。そんな彼らの楽曲『インナーサークル』について歌詞を解釈していきます。どこにも吐き出せない負のエネルギーが十分に込められた楽曲です。
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