デビューから1年後にリリースされた「恋したらベイベー」はバンドのターニングポイントに?
2015年6月24日に「サマータイムラブ」でメジャーデビューしたShiggy Jr.。
インディーズ時代から音楽通の間では注目株だった彼女たちですが、メジャーに移行してさらに注目を浴びることになりました。
今回紹介するのはそんなメジャーデビューから約1年後、2016年5月25日にリリースされた「恋したらベイベー」。
興味深いのはこの作品がシングルではなく、EPとしてリリースされたということです。
EPとしてリリースされたのは
メンバーが語るにこの試みには、原点回帰の意味が込められているとのこと。
シングルよりもボリュームがあるけど、アルバムまではいかない。
EPの持つその特性を使って彼女たちが示したかったことは、恐らくまとまって楽曲を出すことでバンドのイメージを固めるということではないでしょうか。
メジャーに移行すれば、全て自分たちの思惑だけで制作するというのは難しくなります。
その変化に戸惑っていたところを、ここでギュッと帯を締め直すようなイメージでしょうか。
いずれにしてもこの作品が彼女たちのターニングポイントとなっていることは確かですね。
女の子らしさが溢れるMV

楽曲はキラキラとしたシンセに、グルーヴィなバンドサウンドが彩るダンサブルなナンバー。
女の子らしくてキュートなイメージのボーカルがそこに乗っかります。
こう文字にしてみると、可愛らしい女の子を楽曲がとびきりオシャレに着飾らせるようなそんな印象ですね。
彼を振り向かせようと奮闘する彼女が微笑ましい!
そんな楽曲に呼応するようにして、MVも女の子らしさが表れた可愛らしい作品に仕上がっています。
描かれているのは草食系男子の彼をなんとかして引き止めようとする、肉食系女子の主人公。
「こういうことあるんだろうなー」と思うこともあれば、「そんなことやっちゃう?」と思うような内容まで。
面白おかしく描かれるその様子に、思わず笑みがこぼれます。
2人きりのドライブデート
そんなに優しくしないで
勘違いしちゃうから
目を合わす事も出来ないの
車の中で流れるミュージック
出典: 恋したらベイベー/作詞:原田茂幸 作曲:原田茂幸
歌詞の内容から察するに、2人はまだ恋人同士というわけではなさそうですね。
付き合ってはいないけど、お互いに気があるような感じがする。
そんな中での2人きりのドライブデートとは、なんてドキドキするシチュエーションなのでしょう!
歌詞の中にもあるようにMVの中の彼も主人公と目を合わすことが出来ずに居る描写が描かれています。
こっちを見てくる主人公に対して目を泳がせる仕草が、彼の奥手な様子を物語っていますね。
運転する姿がかっこよく映る!
右側に座るあなたの
横顔ってなんか不思議ね
わたしの心は
耐えられそうにない
出典: 恋したらベイベー/作詞:原田茂幸 作曲:原田茂幸
男の人が運転している姿が魅力的に映るというのも、よく言われていることですね。
要は真剣な表情がグッと来るということなのでしょう。
助手席に女の子を乗せているとあっては尚更、命を預かっていることもあって真剣さも増しますね。
そんな彼の魅力に主人公は耐えられそうにないと言っていますが…。