恋したらベイベー
あなたしか見えないのなんで
キラキラなベイベー
今日だけは輝かせてよ
ねぇ どうしたいの
映画のあとは
もういいの?
どうなの?
ねぇ どうしたいの
食事のあとは
もういいの?
どうなの?
出典: 恋したらベイベー/作詞:原田茂幸 作曲:原田茂幸
映画を観てご飯を食べて、付き合う前の友達としてはそこでデートが終わってもなんら不思議ではありません。
しかし主人公にとって、彼とのデートが叶った今日は特別な1日。
「今日だけは輝かせてよ」という言葉に、この日をどれだけ心待ちにしていたのかが表れていますね。
そんなデートの時間を少しでも長引かせたいと思うのも最も。
映画や食事が終われば帰ってしまいそうな彼を引き止めるため、彼女は思わず笑ってしまうような行動に出ます。
タイヤをパンクさせれば、もっと長く彼と居られる!
そう、車から降りた彼女はなんとタイヤをパンクさせてしまうのです!
タイヤがパンクしてしまえば、その場所からすぐには動くことが出来ません。
それによって2人で過ごす時間が自然と長引くという算段ですね。
まあ、実際にこれをやったらさすがにやり過ぎです。(笑)
現実にはあり得ない描写もお笑い要素として挟んでいるところが、ポップを地で行くShiggy Jr.らしいですね。
なかなか手を繋いでくれない彼…けど自分からは言いたくないし…
手ぶらで歩いているけれど
ほんとは寂しいよ
鈍感な男の子
そっちから手つないで
恋したらベイベー
素直になれないのなんで
ほら勇敢になって
心の声を聞かせて
出典: 恋したらベイベー/作詞:原田茂幸 作曲:原田茂幸
まだ付き合っていない2人にとって、手を繋ぐか繋がないかは大きな差を呼ぶ話です。
MVの中でも、なかなか手を繋ごうとしない彼にヤキモキする主人公の様子が描かれています。
彼女としては今すぐにでも手を繋ぎたいけど、繋ぐなら彼の方から繋いでほしい。
男らしく引っ張っていってほしいという想いもあるし、彼が自分に好意を寄せている確証を得たい部分もあるのでしょうね。
対する彼は主人公のことよりも、この後何をするのかが重要といったところでしょうか。
彼女がヤキモキしていることを知る由もない様子で歩いています。
そんな彼の気を引くために主人公はまたある行動に出るのですが…。
靴擦れを起こせば彼の興味は私のもの!
突然痛そうに足を抑えながらしゃがみこんでしまう主人公。
そう、お次は靴擦れ作戦です。
なかなか自分に興味を向けてくれない彼も、これは心配せずにはいられません。
怪我をしていたり体調が悪かったりすると、周りの人は優しくしてくれるもの。
主人公はこれを利用したのですね。
ちょっとズルイような気もしますが、これもテクニックと言えばテクニックなのでしょうか。(笑)
まだまだ続く靴擦れ作戦
ねぇ どうしたいの
ドライブしたら
もういいの?
どうなの?
ねぇ どうしたいの
景色も見たし
もういいの?
どうなの?
出典: 恋したらベイベー/作詞:原田茂幸 作曲:原田茂幸
彼女の靴擦れ作戦はまだまだ続きます。
ドライブして景色を見て…という流れから察するに、この場面ではもうすでに夜になっていそうな雰囲気。
そろそろデートもお開きにして、家に帰ろうか…彼はきっとそんな風に思っていたのでしょう。
しかしここまでずっと言っているように、主人公は彼と少しでも長く一緒に居たいのです。
動けないフリでお泊りを匂わせる
彼女はまたしても、さっきと同じように足を痛そうに抱えながらしゃがみこみます。
そして今度は彼の気を引くためだけではありません。
彼女がしゃがみこんだ場所はホテルと思しき建物の前。
「動けない!」と彼に訴えてあわよくばお泊りまで…ということでしょうか。
肉食女子もここまで来ればあっぱれです。
…車で来ているのだから、帰れるような気もしますが。(笑)
やっと振り向いてくれた彼…でもまた期待外れ?
様々な作戦を駆使しても、なかなか思い通りには動いてくれない彼。
主人公はそんな彼に対して、ついには不機嫌な様子丸出しです。
その様子を見かねてか、ようやく彼が主人公に手を差し伸べる描写がここに来て登場します。
まさに彼女の想いが届いた瞬間とでも言うかのように、天にも昇りそうな様子が表現されますが…。