ちなみにGYAO!でMVフルバージョンが公開中ですが配信終了の時期は未定。
このMVはiri初の海外公演としてフェスに参加した際にフランスで全編撮影されました。
ディレクターはYUDAI MARUYAMA。
iri「Corner」のMVも手がけているのでファンにはおなじみですね。
ただ過ぎていく時は流れ
まだ どこかもわからないけど
いつの日かあなたとも farewell
何もかもが溶けて繋がる
出典: Only One/作詞:iri 作曲:iri
iri「Only One」のMVタイトルバックはパリ上空からの風景。
フランス革命100周年を記念した万博のモニュメント「エッフェル塔」の映像から始まります。
続いてパリの街並みに登場するのはiriのほか、台湾出身のモデルWeni(ウェニ)やダンサー、スケータ―たち。
歴史的な建造物から日常的なストリート、近未来的な空間まで縦横無尽に行き来します。
まさに過去・現在・未来が溶けて繋がるイメージですね。
全4曲収録
8月1日に先行配信されたのはタイトル曲の「Only One」のみ。
ですが、8月29日にサブスクリプション、DL、CD 同時リリースされたのは全4曲。
タイトル曲「Only One」以外にカップリング曲が3曲も収録されています。
1. Only One 作詞・作曲:iri 編曲:Yaffle(Tokyo recordings)
2. stroll 作詞・作曲:iri 編曲:iri、ESME MORI(Pistachio Studio)
3. Come Away 作詞・作曲:iri 編曲:ESME MORI(Pistachio Studio)
4. 飛行 作詞・作曲:iri 編曲:Kan Sano
出典: Only One/iri
非常にぜいたくなこのシングルの魅力を1曲ずつ見ていきましょう。
タイトル曲「Only One」の魅力
iriこそがオンリーワン!
眠りから覚めていくような
かすかに残る 記憶たどれば
素晴らしい物なんてそれは
だれも知るはずもない
ただの roman
口々に言う 連なる
咲き散る理由
語らずとも will you?
Can you feel it true?
それさえあれば free
出典: Only One/作詞:iri 作曲:iri
こんなにゆったりとしたライム (韻を踏むこと)もラップ?まるでしゃべるように歌うのもソウル?
ほんのちょっと手を動かすだけでヒップホップダンス?そんな驚きがつまった「Only One」。
iriは希望や絶望を熱く歌い上げるわけでもなく、テクニックをこれ見よがしにひけらかすこともしません。
本当は子供の頃から英語をしっかり勉強したり、ボイストレーニングやダンススタジオに通ったり。
努力のタマモノなんですが。
そんなiriの平常心にかえって魂がゆさぶられ、底知れぬ才能を感じる人も多いでしょう。
まさにiriこそがオンリーワン!と唸らされます。
アレンジはYaffle
iri「Only One」のアレンジを手がけたのはYaffle(ヤッフル)。
ソングライターでプロデューサーの小島裕規(こじまゆうき)が2018年頭に始動した新プロジェクトです。
インディーレーベルTokyo recordings設立者の1人。
Yaffleとしてのデビューナンバー「Empty Room feat. Benny Sings」を聴くとイメージしやすいかも。
こちらはオランダの脱力系ポップ歌手ベニー・シングスと共作しています。
けだるい雰囲気なのにオッサレーなシティポップに仕上がっていますね。
通好みの手の込んだトラック(曲)にもかかわらずキャッチーで耳なじみがよく、サラッと聴けてしまいます。
この点はiriの「Only One」にも反映されていますよね。ループするピアノコードが耳に残ります。
iriの「Only One」がジャンルの垣根を越えて幅広く心に響くのはYaffleのアレンジによるところもあるでしょう。