SixTONESの1stアルバム収録楽曲
「うやむや」はSixTONESの1stアルバムに収録された楽曲です。
ピアノが印象的なメロディに、テンポ良く紡がれる歌詞が耳に残る楽曲で中毒性があります。
そのため、ジャニーズファンだけでなくボカロのファンからも好意的な反応が寄せられています。
MVはダイスケリチャード氏がイラストを手がけたアニメーションMVです。
それもボカロらしさを表現しているといえるでしょう。
YouTubeで公開されているので、ぜひチェックしてみてください!
偽る自分の存在
特別な存在
真っ暗に光るは太陽
はつまりアイツは最高
なんてことじゃないのさ相棒
されどお近くへ
出典: うやむや/作詞:Kouda Iwatsubo 作曲:Kouda Iwatsubo・Seiji Iwasaki
歌い出しは後に出てくるサビの前半部分のみで始まっています。
「アイツ」と呼ばれる存在は主人公にとって何か特別な存在なのでしょう。
その人は太陽のように唯一の光のような存在だったのかもしれません。
しかし、よく表現されるようなただ明るく照らしてくれる存在というわけではないようです。
何か複雑な感情を持っている相手であるということが読み取れます。
SNSでの攻防
あなどれない妄想
大の字で寝てるその隣
語彙力ないのにつぶやきます
どれどれやれやれ自己満 show
てんやのわんやの敵の頭上
不意打ち狙う悩みどころ
陣中見舞いはさてどうしよう
最後の別れといきますか
出典: うやむや/作詞:Kouda Iwatsubo 作曲:Kouda Iwatsubo・Seiji Iwasaki
このパートではSNSなど、ネットの社会を表現していると感じられる表現が散見されます。
SNS上では誰もがすきなように情報発信をしており、多種多様な意見でいつも溢れかえっているものです。
主人公はそれらの投稿を見ながら、自分も拙いながらに投稿しているのでしょう。
さらにSNS上であれば、実際の自分を偽ることもできます。
性別さえ偽れるため、主人公はリアルの自分とは違う、架空の人物を演じているのかもしれません。
それは自己満足を満たすためだけのものだったのでしょう。
しかしSNSでは制限をかけていない限り、誰もがその投稿を見ることができます。
主人公の投稿によって、その意見を見た他の人が賛同や反対などの反応をしめしたのでしょう。
自分の意見で顔も知らない誰かが右往左往していることが、主人公にとっては快感だったのかもしれません。
その人達に対し、不意を突く新たな情報をいつ投稿しようかと思案しているように読み取れます。
好き勝手に議論する人達の中には主人公に対して攻撃的な人もいることでしょう。
その人達へ何かを最後に言い残し、議論からも退場してしまおうと考えているようにも読み取れます。
正体を隠して
トラウマを抱えながらも
味をしめたやつのカルマ
未来永劫 グルグルグル
遮る愛は捨てちまえなんて
思っても言えない武士道よ
うだうだくちゃくちゃ物申そう
トラウマだらけで針千本
未知数だらけの俺らの説明
gsdhiaofjisabcvlkghjhb
出典: うやむや/作詞:Kouda Iwatsubo 作曲:Kouda Iwatsubo・Seiji Iwasaki
主人公はSNS上でのやりとりに快感を覚えるようになっていたのでしょう。
それによってSNSにのめり込み、何度も同じような行動をとっていたのかもしれません。
SNSでは時には過激な投稿をしても何かしらの反応があります。
そうした、善悪の観点からいえば悪い行動であっても、反応に味をしめて行っているのでしょう。
しかし、それが悪いことであるというのは自覚があるようです。
そのため公に誰かにそのことを話すのは良くないということも分かっているのでしょう。
だからこそSNS上では好き勝手に投稿していると考えられます。
しかし、その投稿によって主人公は自分のトラウマを刺激されているのでしょう。
SNS上でのやりとりは言葉だけだからこそ、冷たく感じたり真意が伝わらなかったりします。
その中で意見の行き違いが起こってしまうことが、トラウマになっているのかもしれません。
SNSでやりとりをする度に、そのトラウマを思い起こしているのではないかと考えられます。
そして、それでも投稿し続けていることは主人公にとっても理由が付かないことなのかもしれません。
SNS上だけの自分
真っ暗に光るは太陽
はつまりアイツは最高
なんてことじゃないのさ相棒
されどお近くへ
不朽の名作誕生
そんなことはどうでもいいの
千を語るより I must go
脱走 うやむやで
出典: うやむや/作詞:Kouda Iwatsubo 作曲:Kouda Iwatsubo・Seiji Iwasaki
1番のサビの歌詞です。 主人公はSNS上でのやりとりを自分を偽って行っています。
暗い部屋の中でパソコンやスマホだけをつけ、SNS上での自分を演じているのです。
SNS上での自分を相棒のように感じているのでしょう。
それは他の人に偽りだとバレることもなく、上手くだませているのかもしれません。
しかし、そのこと自体は主人公はどうでも良いようです。
もしも正体がばれそうになったとしても、アカウントをブロックすれば相手との繋がりは切れてしまいます。
正体を明かされることから簡単に脱走できるのです。
そうして自分を曖昧な存在のままにしているのだと読み取れます。