「U.S.A.」に続く作品。テーマは“桜”

2018年の大ヒット曲「U.S.A.」

日本の数十年のミュージックシーンの成長。

「もう日本の音楽はアメリカにひけをとらないぜ!」

そんな思いでアメリカを親し気にあおったDA PUMP

そしてその9ヶ月後。

今度は日本の魅力を前面に押し出す楽曲を発表しました。

曲名は「桜」

そのMVはしっとりとあでやかです。

桜の花びらを操るかのようなDA PUMPメンバーの指先の動きにもご注目下さい。

今回の「DA PUMP」は“和”

紫とピンクの着物で歌い踊るMV

DA PUMPらしい華やかな雰囲気です。

紫は日本のもっとも高貴な色。

そこに桜の鮮やかなピンク色が混じります。

まるで日本の夜明けの空を思わせる配色

蛍光原色系イメージだった「U.S.A.」とは異なる印象です。

一見落ち着いた和テイストのMV

ですがよくみるとやはりDA PUMPらしさ満載です。

映像には遊び心を、歌詞には強い自信を感じさせます。

そして歌詞で繰り返される、気になる「ファビュラス(fabulous)」という単語。

「桜」のMVでDA PUMPは何を伝えたいのでしょうか。

以下に独自解説していきたいと思います。

1番のMVを独自解説

桜の大木を模したポージングで始まるMV

MV出だしの7人のメンバーのポーズはまるで桜の大木のよう

その後、各自バラバラに分かれてダンス

そして一瞬映し出される、いくつも種類の桜の開花映像。

ピンクや白など、花の色も形もそれぞれに異なる桜たち。

メンバーひとりひとりの魅力が花開く様子を表しているのでしょう。

背景には大型パネル

DA PUMPの背後には巨大なスクリーンパネル。

そこにはほの暗い都心の街並みが映し出されています。

夕暮れなのか、朝焼けなのか。

雲があっという間に流れてゆきます。

このパネル映像は1日の時間の流れの早さを表現しているのでしょう。

そしてハス、紅葉、竹の短冊飾り、浅草周辺のお祭りなどの映像が映し出されます。

日本の四季の移ろうさまを、都内を中心に表現しているようです。

ひっそりと何度かの四季を経たDA PUMP。

いま大きな春を迎えています。

満を持して咲く桜

DA PUMP【桜】MVを徹底解説!美しい景色をバックにダンスするのがかっこいい!花見にぴったりの曲の画像

ここで桜の満開画像が登場します。

いままさに咲き誇っているDA PUMP自身を指しているのでしょう。

2000年前後の爆発的ヒット以来、2度目のブレイク真っ只中。

「U.S.A.」に引き続き、あでやかに咲くDA PUMP。

満開の桜と同じくらい華麗に咲いています。

人の目を楽しませる美しい桜は、エンターテイメント性に富む花。

華のあるDA PUMPの存在感にぴったりです

サビ映像はまるで能舞台!

DA PUMP【桜】MVを徹底解説!美しい景色をバックにダンスするのがかっこいい!花見にぴったりの曲の画像

桜の金屏風の前で踊る7人。

まるで能舞台を鑑賞しているような気分に浸れます。

桜の花びらに包まれ神々しく光を放つDA PUMP。

歌詞にあるとおり、とてもファビュラスな光景です。

そしてその足元はまるで鏡のようにメンバーの姿を映しています。

フジヤマの雪月花 鏡の水面の夕陽

出典: 桜/作詞:shungo. 作曲:MUSOH