想いを吐き出したい

内緒にしていたら あってもないようなものだね

出典: Shout Baby/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子

1番ではこの想いを口にしてはいけないと、叫び声を殺していました。

しかし、ここでは内緒にしていては消えてしまうと考えているのです。

曲中での主人公の心情の変化が読み取れます。

主人公は”あいつ”のことを想うと強くなれるのです。

忘れてしまえる程 ちっぽけな想いではないよ分かってる?

出典: Shout Baby/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子

この問いかけは不特定多数の誰かに向けられたものでもあり、自分に言い聞かせたものでもあるのではないでしょうか。

この想いを殺してしまわないために叫ばなければならないと決心しているのです。

誰かに気持ちを知られることで相手にされなくなるかもしれないし、軽蔑されるかもしれない。

それでも変わりたいと、主人公の想いはどんどん強くなっていきます。

初めての感情

真面目を装って生きる

夜が明ける頃にまた 真面目な姿だけ身に付けて

出典: Shout Baby/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子

主人公は強い気持ちを持っているにもかかわらず、朝になるといつもの真面目な姿を装っていました。

他の人と変わりなく、突出することなく生きていこうとするのです。

夜な夜な考えていた憧れも朝になると隠さなければならない生活をしてきました。

だってそれしかなかったの 初めてのことに戸惑ってる

出典: Shout Baby/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子

これまではそうして生きてきた主人公。

しかし、そんな生活を揺るがすような気持ちに突き動かされているのです。

それが初めての感情であると認めています。

常に脳内を占める"あいつ"

退屈な時間をかき消すほど 胸を占めるあいつなんて もう

出典: Shout Baby/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子

”あいつ”のことを常に考えている主人公。

四六時中頭から離れず、自分の中の大部分を占めています。

”あいつ”のことを忘れたいのに忘れられない。

そんな気持ちで溢れているのです。

自分の想いを信じたい

こんなに脆いものだけど 自分を肯定したかった
悪いことをしてるようで 自分が情けなかった

出典: Shout Baby/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子

変わりたいという想いは弱く脆いものかもしれません。

それでも自分の気持ちを否定せず受け止めてあげたい。

そう前向きに捉えられるようになっていきます。

その気持ちは世間からずれていて、誰かから悪とされるようなことかもしれない。

今までそう考えていたことが情けないと感じているのです。

だけど全て初めてで まだ信じていたかった

出典: Shout Baby/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子