メーガン・トレイナーは自身の体型を武器にしています。

続く歌詞では、見せかけの綺麗さは意味がないことを歌いあげるのです。

雑誌写真なんて作り物

I see the magazines workin’ that Photoshop
We know that shit ain’t real
C’mon now, make it stop

雑誌の写真なんて全部フォトショップで加工しているのよ
あんなのリアルじゃないって皆知ってるでしょ
そんなのを求めるのはやめなよ

出典: All About That Bass/作詞:Meghan Trainor,Kevin Kadish 作曲:Meghan Trainor,Kevin Kadish

現代に生きる彼女だからこその風刺もプラスした表現です。

MVでは雑誌の表紙を飾る女性たちが登場します。

しかし実際は彼女たちも、ぽっちゃり体型なのです。

ここでは女の子たちが憧れるモデルや女優には加工がされている、と歌っています。

太っている自分たちだっていくらでも綺麗に雑誌の表紙を飾れるのです。

リアルじゃない美しさを追いかけるのは馬鹿げている、といいたいのでしょう。

何インチだろうが関係ない

If you got beauty beauty, just raise 'em up
Cause every inch of you is perfect
From the bottom to the top

あなたの美しさを見せて
だってあなたは完璧なのよ
足のつま先から頭のてっぺんまでね

出典: All About That Bass/作詞:Meghan Trainor,Kevin Kadish 作曲:Meghan Trainor,Kevin Kadish

ここから周りの女の子に向けてメッセージを送っています。

対象はサイズ2ではない女の子たちでしょうか。

彼女はサイズなんて美しさに関係ないといっています。

レディ・ガガが来日した際も「女の子はもっとふくよかでいいのに」といっていました。

おそらくメーガン・トレイナーも同じ気持ちなのでしょう。

ここでのメッセージは、痩せているのに更にダイエットをしようとする女の子にも向けられています。

今のままの自分が完璧なんだ、といっているのです。

サイズなんて気にしない

彼女は太めの女の子たちが卑屈になることはないといいたいのでしょう。

歌詞の中で、痩せていることに固執する女の子にピリッと効いた言葉を投げかけています。

ママの言葉

Yeah, my mama she told me don’t worry about your size
She says boys like a little more booty to hold at night

ママは言ってくれたわ
「サイズなんて気にしないの」って
「男の子は夜抱きしめたいから少し大きめのお尻が好きなのよ」って

出典: All About That Bass/作詞:Meghan Trainor,Kevin Kadish 作曲:Meghan Trainor,Kevin Kadish

彼女のママは、本当に魅力的であることの意味を幼い彼女にちゃんと伝えていました。

おそらくメーガン・トレイナーは子供の時から太めだったのでしょう。

そして、ここでも男の子の目線が出てきます。

女の子の理想体型と求められる現実は違うと強調しているのです。

お好きにすればいい

You know I won't be no stick figure silicone Barbie doll
So if that's what you're into then go ahead and move along

私は棒切れのような、シリコンバービー人形になるつもりはないわ
もしそんなのが好きなら、お好きにすればいい

出典: All About That Bass/作詞:Meghan Trainor,Kevin Kadish 作曲:Meghan Trainor,Kevin Kadish

この部分は男の子たちに向けた言葉となっています。

私は無理にダイエットをしたり自分を変えたりしない、と宣言しているのです。

痩せ型のスリムな体型に固執するのは勝手だけど…。

私はそんな男の子を相手にはしない、といいたいのでしょう。

歌詞の中でバービー人形を例にあげています。

無理に痩せていることが無機質で人間味がないと表現しているのかもしれません。

あなたは完璧なんだから

痩せていることに執着するあまり過度なダイエットを繰り返す女の子もいます。

この歌は、そんな女の子たちの心へもメッセージを送っているのです。

痩せていること=綺麗ではない