「耳をすませば」でお馴染みの「カントリー・ロード」の原曲は?

【カントリー・ロード/耳をすませば】歌詞の意味を解釈!原曲とは意味が全く違う?和訳と比較してみるの画像

1995年に公開されたジブリ映画「耳をすませば」。

この映画の中で何度も登場する主題歌「カントリー・ロード」という曲があります。

元々大変有名な曲ではありましたが、映画をきっかけに日本で再ブレイク。

時代を越えて愛される名曲の一つとなっています。

原曲は1971年にアメリカで発売

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「カントリー・ロード」の原曲はアメリカのポピュラーソング「Take Me Home,Country Roads」というもの。

「Take Me Home, Country Roads」は、アメリカ合衆国のポピュラー・ソング。ジョン・デンバーの歌唱で1971年に発売され、ビルボードで全米2位の大ヒットとなった。作詞・作曲は、ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバートによる共作。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/故郷に帰りたい

これをリリースしたジョン・デンバー氏はフォークソング歌手。

70年代、盛んだったフォークソングシーンを支えた中心的人物です。

原曲の雰囲気は「耳をすませば」のバージョンとはまた趣が違いますよ。

カントリーミュージックの要素が強く、アメリカ人らしく陽気なイメージが湧きます。

それでいてどこか切なさを含んでいるところが郷愁を感じさせ、大ヒットとなったのでしょうね!

ウェストバージニア州州歌に!

歌詞に繰り返しウェストバージニア州が登場することから、同州の代名詞的な楽曲ともなっている。2014年に公式にウェストバージニア州の4番目の州歌となった。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/故郷に帰りたい

「耳をすませば」のバージョンには出てきませんが、原曲では「ウェストバージニア」という地名が何度も登場。

1971年のリリースから30年以上も経った2014年にウェストバージニア州の州歌となっています。

州歌に選ばれたのも実はごくごく最近の話なんですね。

これは当時の人だけではなく、今の若い人の間でも知名度が高いことを物語っています。

それだけ長く多くの人に愛されてきたということですね!

世界に轟く名曲

「Take Me Home,Country Roads」が名曲であることを裏付けるのはこれだけではありません。

アメリカ国内では数多のアーティストがこぞってカバー。

その勢いは留まることを知らず、国外へも広がっていきます。

驚くのはその早さです。

日本の夫婦デュオ、チェリッシュはなんと発売と同年にカバーを収録した作品を発売。

イギリスでも3年遅れてオリビア・ニュートン=ジョンがカバーしました。

これだけ短期間であらゆる国のアーティストにカバーされるというのは、今考えるとただ事ではありません。

まさに70年代、世界的にムーブメントを巻き起こした1曲だと言って過言ではないでしょう。

原曲とは歌詞が違う?

「耳をすませば」の「カントリー・ロード」は原曲とは歌詞の意味がかなり変わっている様子。

原曲にはアメリカの地名もたくさん出てきますし、日本人からすると少し距離を感じてしまいます。

これを考えると訳詞が大きく変わってくることにも頷けますね。

しかし、理由はそれだけではないのではないでしょうか。

「耳をすませば」のストーリーが関係している?