【カントリー・ロード/耳をすませば】歌詞の意味を解釈!原曲とは意味が全く違う?和訳と比較してみるの画像

「カントリー・ロード」は映画「耳をすませば」の劇中で、主人公の雫が和訳したという設定があります。

雫は友人から和訳を依頼されたのですが、一度納得がいかずやり直す場面も。

雫は依頼されていた『カントリーロード』を和訳した歌詞を渡すが、ありきたり過ぎると納得がいかない。新しく和訳した『カントリーロード』を見せると高評価を受け喜ばれる。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/耳をすませば

この際雫が行ったのは直訳ではなく、自分の気持ちも含めた歌詞だったのでしょう。

そんな彼女のメッセージが込められているのが「カントリー・ロード」。

このことを考えると、原曲と全く歌詞が違って然るべきではないでしょうか。

主題歌として流れたものを歌っていたのは雫の声を担当した声優の本名陽子さん。

これは本当に雫が歌っているような演出ですね。

本人が歌っている動画は残念ながら見当たらなかったので、ここではカバー動画を載せておきます!

「カントリー・ロード」の歌詞を見てみよう

ここからはいよいよ歌詞を見ていきましょう。

まずは「耳をすませば」のバージョンから!

故郷を一人飛び出した主人公

ひとりぼっち おそれずに
生きようと 夢見てた
さみしさ 押し込めて
強い自分を 守っていこ

出典: カントリー・ロード/作詞:ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート 日本語詞:鈴木麻実子、宮崎駿 作曲:ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート

ここでは故郷を一人飛び出した主人公の決意が描かれています。

これは夢を追ってのことでしょうか。

新しい環境に置かれたとき、最初はみんなひとりぼっちです。

これは故郷を離れる人に限らない話。

前へ進んでいくためには「ひとりぼっちを恐れない勇気」が必要なのでしょうね。

自分への励まし

カントリー・ロード
この道 ずっとゆけば
あの街に つづいてる
気がする カントリー・ロード

出典: カントリー・ロード/作詞:ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート 日本語詞:鈴木麻実子、宮崎駿 作曲:ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート

この部分には新しい場所で弱気になってしまった自分への励ましが込められているように感じます。

「この道が大好きな故郷に続いている」

そう考えれば、孤独感にくじけそうになったときも乗り越えることができる。

「カントリー・ロード」という言葉がまるでおまじないのようになっていますね。

心が弱るとき

歩き疲れ たたずむと
浮かんで来る 故郷の街
丘をまく 坂の道
そんな僕を 叱っている

出典: カントリー・ロード/作詞:ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート 日本語詞:鈴木麻実子、宮崎駿 作曲:ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート

心が弱ってしまったときというのは、慣れ親しんだ家族や友人が恋しくなるもの。

「丘をまく坂の道」とは例えれば「目の前のやるべきこと」といった感じでしょうか。

それらが弱気になった自分に「そんな暇はないぞ」と発破をかける様子が描かれています。

目標に向かって突き進むことが、辛さを忘れる一番の方法だったりするんですね!

涙を堪える主人公

どんな挫けそうな時だって
決して 涙は見せないで
心なしか 歩調が速くなっていく
思い出 消すため

出典: カントリー・ロード/作詞:ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート 日本語詞:鈴木麻実子、宮崎駿 作曲:ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート