「Troublemaker」について
「Troublemaker」が収録されているのは?
「Troublemaker」は初回限定盤および通常盤の2パターンによる発売となりました。
各盤ともに「Troublemaker」の他に、バンクーバー五輪のテーマソングにもなった「揺らせ、今を」が収録されています。
初回限定盤の特典としては、「Troublemaker」PV&PVメイキング映像が収録されています。
いっぽう通常盤のほうには、上記の2曲に加えて「もう一歩」というカップリング曲がプラスされており、全3曲と各曲のオリジナルカラオケが収録されています。
「Troublemaker」のオリコンチャートは?
「Troublemaker」は発売直後の2010年3月15日付オリコン週間シングルチャートで首位を獲得しました。
さらには2010年3月度月間首位、2010年度上半期首位、2010年度年間3位にも輝きました。
実はこのときの2位は「Troublemaker」に続くシングル「Monster」であり、2年連続の上半期シングル1位&2位独占は史上初の快挙ということになります。
ちなみに前年(2009年)上半期の首位が「Believe/曇りのち、快晴」で、2位が「明日の記憶/Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」でした。
ドラマ「特上カバチ!!」の主題歌に
「Troublemaker」はメンバーの櫻井翔さん主演によるドラマ「特上カバチ!!」の主題歌として起用されたことでも知られています。
一つ前のシングル「マイガール」も相葉雅紀さん主演のドラマ主題歌でしたので、2作連続で嵐の楽曲がメンバー主演ドラマの主題歌になったわけです。
「特上カバチ!!」とはどんなドラマ?
「特上カバチ!!」は2010年1月クールのTBS系ドラマで、櫻井翔さんと堀北真希さんが主演を務めました。
櫻井さんが扮したのは行政書士補助者「田村勝弘」という人物。正義感が人一倍強く、人情深くて涙もろい田村という役どころを櫻井さんが熱演しました。
また、清楚なのに気が強く、男嫌いの遣り手行政書士を演じた堀北さんとの激しぶつかい合いも見どころでした。
法律という武器を手に正義を貫こうとする田村が、法律家としても一人の人間としても成長していく姿が描かれ、ドラマも主題歌同様に大人気となりました。
「特上カバチ!!」は人気漫画が原作
ドラマ「特上カバチ!!」の原作となったのは、講談社の漫画雑誌「モーニング」に連載されていた「カバチタレ」(原作:田島隆/作画:東風孝広) という人気漫画シリーズで、「ナニワ金融道」でも有名な青木雄二さんが監修を務めた作品です。
過去には2001年にフジテレビ系で、常盤貴子さん&深津絵里さん主演で連続ドラマ化されたこともあります。
「Troublemaker」の歌詞について
嵐の大ヒットシングル「Troublemaker」ですが、その歌詞はどのような内容になっているのでしょうか。歌の一部をピックアップしながら、この曲が投げかけるメッセージとは何なのか、考えてみたいと思います。
偽りの自分をもてあます?
色とりどりのマスク被って 偽りのキャラを演じきって
僕はひと口果実かじって 悪くないってかいいんじゃない?!
TV/RADIOのノイズ破って 君の笑顔やけにまぶしくて
悩みの種はどこかへ飛んだ あっけらかんでいいんじゃない?
出典: Troublemaker/作詞:H.Suzuki 作曲:Masashi Ohtsuki
周囲が勝手に創り上げたキャラを演じながら 本当の素顔を見せずに過ごす毎日。
「僕」にはそんな現状など気にも留めないような明るさと強さがあるのでしょうか。もしくは自分を客観視しているクールでドライな人物なのかもしれません。
その一方で、そんな毎日をもてあまし、嫌気がさしているようにも聞こえますね。
世間の喧騒の中で見つけた「君」の、偽りなど微塵もない笑顔・・・その笑顔は悩みなんか吹き飛ばしてしまうほどのまぶしさだったのでしょう。
それだけでたちまちテンションMAXになる単純さは、ある意味無敵な強さともいえるのではないでしょうか。
誰しも自分の感情に素直になるのをためらうことはないんだ、と言っているようです。