映画『聲の形』の主題歌に起用
映画『聲の形』は大今良時による漫画が原作のアニメ映画で2016年9月17日公開されました。
主人公は石田将也という男の子です。そして、ヒロインは聴覚障害を持つ西宮硝子で、ストーリーは恋愛模様というよりは多感な時期の人と人との繋がりやぶつかり合い、心の声などを赤裸々に描いています。
「恋をしたのは」に続く言葉を想像させる
続く言葉を想像させるaikoのタイトル
前作「もっと」に続き、今作の「恋をしたのは」も後に何か続きそうなタイトルが付けられています。
「もっと」の歌詞
もっと もっと もっと もっと ねぇもっと
そばにいたかったんだ
出典: もっと/作詞:AIKO 作曲:AIKO
「もっと」の場合は「そばにいたかった」が続いていましたが、今作ではどんな言葉が続き、どんな意味を持っていくのでしょうか。
「恋をしたのは」の歌詞を紐解く
それでは「恋をしたのは」の歌詞を紐解いていきましょう。
今降るこの雨 遠くは晴れている
だからすぐに逢えるね
止めば乾いてそして星が降るから お願い
出典: 恋をしたのは/作詞:AIKO 作曲:AIKO
この「雨」は何を表現しているのでしょうか。恋愛における「雨」からは「涙」や「悲しい出来事」を連想することができます。
つまり2人は今、喧嘩か何かで上手くいっていないのではないでしょうか。しかし、遠くは晴れているということから、この先、仲直りをする見込みが窺えます。
悲しい出来事の後には楽しいことも待っているし、そう信じたいという願いが込められた冒頭になっています。
一枚一枚増える色の違う写真めくる様に
出典: 恋をしたのは/作詞:AIKO 作曲:AIKO
写真はその瞬間瞬間の思い出を切り取ってくれるものです。
形には残りませんが、写真のように心の中に刻まれた思い出はどんどん増えていくばかりで、これまで積み重ねてきた思い出を振り返るような様子が表現されています。
伝えたかった事は今も昔もずっと同じままだよ
Darling
迷わぬよう歩いていけるたったひとつの道標
出典: 恋をしたのは/作詞:AIKO 作曲:AIKO
この曲の構成は非常に不思議な構成になっています。大体の楽曲はAメロがあってBメロがきてサビという流れが多く、通常であればここのセクションはサビがきます。
しかし、どう聴いてもサビではないんですよね。むしろサビに繋がっていきそうなメロディーになっています。つまりサビではなくCメロが来ているわけです。
歌詞の内容はあなたへの変わらぬ想いがずっとあること、そして、その想いがあるからこそ自分は進んでいけるのだということを歌っています。
ねぇ前向いて あたしはここにいるでしょ?
だからもう泣かないで
心が割れた時も特別な日々をくれた
出典: 恋をしたのは/作詞:AIKO 作曲:AIKO