虚構の月 照らし出す
鮮やかな色で輝けないよ
なんて承知の上で敢えて飛び乗るgame
出典: Be Noble/作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ 作曲:ササノマリイ/ぼくのりりっくのぼうよみ
作り物の月が照らし出すます。
でも色が鮮やかすぎて輝けません。
ただ、それは承知の事実です。
偽物の月が照らし出せるのは、限界があります。
やはり本物には勝てないのです。
でも時には、偽物の月の光でも輝かなければならないのが人生。
それを分かっているか否かでもゲームの勝敗は決まりそうです。
ここで出てくる月は、権力や何か強いものを表しているように思えます。
強い力によって注目されたものは、着色をされ過ぎて本来の色を出せません。
権力や何か圧力の下では、本来の力を出せずに真の輝きを失っていく。
でもうまく輝けなくても、チャンスなのかもしれません。
自分の置かれた状況が最高のコンディションでなくても、進むしかありません。
現実は、いつも最高の条件を用意してくれるわけではないのです。
それでも進みたいと思うなら、ギャップをはね除け、進むだけです。
それでも、進むだけ
下らない嘘つきを辞めるために来たのに
ちっぽけなプライドが道を塞ぐ 笑いながら
失うのが怖くて伸ばせないこの手を
叱りつけて前へ進む 進む let it go
出典: Be Noble/作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ 作曲:ササノマリイ/ぼくのりりっくのぼうよみ
どうしようもなくついてしまう嘘。
見栄や意地、色んな嘘があります。
そんな嘘つきをやめるために、ここまで進んできました。
そこでも、大したことがないプライドが道を阻みます。
嘘をやめることで、微かに傷つく自分のプライドに我慢がなりません。
これまでの生き方を変えるのはなかなか至難のこと。
でも、前に進むためには、過去もどんどん切り捨ててる必要があります。
笑いながら道に立つプライド。
まるで「お前にできるのか?」と問われているようです。
嘘で作ってきたこれまでの自分を失うのが怖い。
失うことで、全てが無かったことになるような気がする。
そして、もう何処にも進めなくなる可能性を感じる。
それでも、進むしかないのです。
現実が優しいなんてことはありません。
進みたい思いとは裏腹に、進ませないような出来事ばかり用意してくるのが現実。
その現実と渡り歩かなければ、道はそこで途絶えてしまいます。
社会に投げ出されても
どうせ全部蜃気楼と大差ない選民思想
壊死しそうな心の在り処 一体何処
唐突に投げ出された(分からないまま)
衝動で走り出した(変わらない朝)
出典: Be Noble/作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ 作曲:ササノマリイ/ぼくのりりっくのぼうよみ
選民思想という言葉は、なかなか聞きなれないワードです。
意味としては、神々から選ばれたある民族が他の民族を導くというもの。
神様ですらはっきりと見ることはできません。
さらに神様が選んだ民族の思想は、さらに見るのは難しいです。
まるで、自然の錯覚が生んださ蜃気楼。
そこには、実際に無いのです。
誰かが大声で叫ぶ思想や考えは、大差ないのでしょう。
たまたまエリートだった人やたまたま選ばれた人。
本当に支持をされて声をあげた人ではない物の言葉は届きません。
蜃気楼のように、時間が経てば消えてなくなるだけ。
そんな頼りない思想のなかにずっといると、心が死んでいきます。
自分が誰かも何かも分からなくなっていく…。
そんな壊れた心のまま、社会に投げ出されても右も左もありません。
いつもの変わらない朝に、衝動で走るしかありません。
考え方が誰かによって操作される。
多様性を求められていても、協調性を重んじられる社会。
そして考えが固まらないうちに社会に投げ出される。
そういう状況なら衝動で走り出さなければならないのも分かるでしょう。
敵の正体
誰もが相対する 己の内に介在する
吠えたてる獣 一番弱いとこ引っ掻き回してく
自分を捨てれば楽なのかな
化物の名は"現実"
出典: Be Noble/作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ 作曲:ササノマリイ/ぼくのりりっくのぼうよみ
ついに対峙し続けてきた敵の正体が現れました。
それは誰でも一度は向き合ったことがある「現実」。
現実はかなり強靭です。
その強靭さに、自分を捨てることを考えることもあります。
けれども堅実に飲み込まれてしまえば最後。
あなたは二度と現実とは対峙できません。
迎えたくない結末
笑えない冗談で終わるのだけは拒んだ
此処にいる意味のために what I do without u
残る瘡蓋 引き剥がして やるせない思いを
叱りつけて前へ進む 進む let mi know
出典: Be Noble/作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ 作曲:ササノマリイ/ぼくのりりっくのぼうよみ
現実に飲み込まれ、笑えない結末は避けたいところ。
これまで進んできた、戦ってきた過去が全て無くなるという意味。
ここにいる意味を確かなものにするために、あなた無しでできることをする。
叱りつけて、自分に厳しく進むのです。