BUMP OF CHICKEN「ダンデライオン」

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アルバム「jupiter」収録曲

「ダンデライオン」は、BUMP OF CHICKENの3枚目、メジャー1枚目のアルバム「jupiter」に収録された曲です。

BUMP OF CHICKEN最大のヒット曲「天体観測」もこのアルバムに収録されています。

他にも「ハルジオン」や「ダイヤモンド」など初期の代表曲が収録された、ギターロック色の強い名盤です。

オリコン週間チャートでは1位を獲得、ランキング登場回数は230回以上という脅威的なヒットを記録し、今や日本を代表するモンスターバンドBUMP OF CHICKENが広く知られるきっかけの作品となりました。

「ダンデライオン」はこのアルバムの最後、10曲目に収録されています。タイアップもないアルバム収録曲ながら、その個性的なタイトルとファンタジックで切ない歌詞がファンの間で長く人気となっています。

「ダンデライオン」の意味は?

曲のタイトル「ダンデライオン」は、タンポポの英名「dandelion」からとられています。

「ライオンの歯」を意味するフランス語が語源となったこの単語は、その名前からもライオンを連想させますね。

歌詞にもライオンが主人公として登場し、タイトルと合わせてひとつの世界観を作り出しています。

「ダンデライオン」の動画は?

「ダンデライオン」にMVはありませんが、数々のカバー動画が公開されています。

ここでは、その一部を見てみましょう。

名曲のカバーを多数公開していることで有名なGoose houseによるカバーです。

明るい雰囲気の原曲とは違った、しっとりとしたバラードから始まるアレンジが特徴的ですね。

感情が込められたきれいな歌声に注目です。

女性ボーカルとアコースティックアレンジのサウンドで演奏される「ダンデライオン」です。

カントリーミュージックやヨーロッパの民族音楽のテイストが含まれていて、一味違った味わいになっていますね。まるでファンタジーゲームのようなサウンドの世界観です。

同じくカントリー風の曲調が魅力のBUMP OF CHICKEN名曲「車輪の唄」と並べて評価している人も多いですね。

こちらは男性ボーカルによるシンプルな弾き語りの「ダンデライオン」です。

どこか声がBUMP OF CHICKENのボーカル・藤原基央に似ていますね。

メロディやコード進行のよさが際立っています。

歌詞の物語を紐解く

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「ヤツ」との出会い

寂しがりライオン 吊り橋を渡る
サバンナじゃ 皆に 嫌われた
橋の向こうで出会ったヤツは
太陽によく似た姿だった

お前は 俺が 怖くないのか?
逃げないでいてくれるのか?
吹き抜ける風と共に
一度だけ頷いた

出典: ダンデライオン/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

絵本のような物語がくり広げられる「ダンデライオン」の歌詞。そのストーリーは、主人公のライオンが「ヤツ」と出会うことからはじまります。

百獣の王であるが故に恐れられ、孤独を感じて一人で生きていた寂しがりやのライオン。

そんな彼がサバンナの向こう、吊り橋を渡った先で出会った初めての友だちは、太陽とよく似た、そしてどこかライオンとも似ている「ヤツ」でした。

ライオンの涙