SMAPというアイドルのハイパーブレイク

『青いイナズマ』『SHAKE』『ダイナマイト』『セロリ』『夜空ノムコウ』と1996年から1998年のSMAP楽曲は歴史に残る名曲が並んでいます。SMAP自身は『夜空ノムコウ』で初のミリオン・ヒットとなったそうですが、『セロリ』という名曲SMAPが歌うことで、SMAPはより輝きを増したのではないかと思います。

『夜空ノムコウ』や『世界にひとつだけの花』

SMAPの魅力のひとつに様々なアーティストの曲を楽しむことができる側面があると思います。『夜空ノムコウ』(スガシカオ)や『世界にひとつだけの花』(槇原敬之)など、様々なアーティストの表現がSMAPをさらに輝かせてきたということもできるでしょう。

SMAP「セロリ」を特集!山崎まさよし作詞の歌詞が心に響くの画像
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山崎まさよしの名曲『セロリ』とは?

SMAPが歌うことで有名になったこの『セロリ』。1996年に発売された曲です。山崎まさよしの初期の名曲として名高いこの曲ですが、翌年にSMAPがカバーすることによって誰もが知る曲になっていきました。

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『セロリ』がはいった山崎のアルバム

超名曲『セロリ』の歌詞を読む

では『セロリ』の歌詞を読んでいきます。

育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ 夏がだめだったりセロリが好きだったりするのね

出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=2225823

ここで描かれているふたりはもうつきあっているのでしょうね。 僕が夏が好きでも、彼女は夏が苦手だったりする。 そういう価値観の違いはきっとつきあっているふたりがお互いを知りあっていく中で経験していくことだと思います。 普遍的なことをさらりと山崎まさよしは歌にしてしまえます。 そこが凄いですね。 そこでセロリという野菜を歌詞に持ってくることも山崎まさよしのセンスの良さだと思います。

セロリという野菜

この歌の中でセロリという野菜が登場することの意味は何でしょうか? 想像するにセロリは好きな人もいれば、嫌いな人もいます。 そういう好き嫌いが人間にはあります。 ひょっとするとそういう人間の根源的な好き嫌いを乗り越えるという意味も隠されているのかもしれません。

ましてや男と女だからすれちがいはしょうがない 妥協してみたり多くを求めたりなっちゃうね

出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=2225823

そして男性と女性だからすれ違いはしょうがないと言っています。 このしょうがなさというのは、決して諦めではないのだと思います。

男性は女性に、女性は男性に自分と同じ考えをして欲しいと最初は思うものです。 けれどそういう性の違いに対して、山崎まさよしはしょうがないと言っているのです。 そこで妥協をして相手にあわせようとしたり、 やっぱり自分が出てしまって相手にこうして欲しいと多くを求めてしまう。 そういうことを誰もが恋愛の中で経験しながら学んでいくしょうがなさだと歌っているのだと思います。

何がきっかけでどんなタイミングで二人は出逢ったんだろう やるせない時とか心許ない夜 出来るだけいっしょにいたいのさ

出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=2225823