「最後の言葉 feat. H/ET-KING」”H”って誰？思わず涙が溢れる歌詞&PV動画を解説！

ET-KINGが結成されたのは1999年のこと。初期メンバーはイトキンさん、TENNさん、KLUTCHさんの3人でした。

それからセンコウさん、BUCCIさん、DJ BOOBYさんが加入し、6人ユニットとなります。7人体制となったのは2003年ごろにコシバKENさんが加入してからです。

ET-KINGの名が知られるようになったのは、2005年に参加したイベント・流派NIGHTのオーディション企画で、グランプリを獲得したことでしょう。

さらにアニメの主題歌を担当し、一気に知名度は上がっていきます。

しかし2014年4月29日に活動を休止すると、同年9月25日にTENNさんが急死します。

それでも活動休止中にスタジオを完成させ、2015年7月1日に活動再開を発表しました。

ところが2017年8月3日にいときんさんに肺腺癌が見つかり、5人体制で活動していくことになります。

闘病生活を続けていたいときんさんでしたが、2018年1月31日に逝去。

それでも5人体制で活動を続け、2018年の春はイベントの出演が多数決まっているのです。

「最後の言葉 feat. H」は配信限定で、2010年3月3日に発売されました。

ただその後12月15日に発売されたアルバム『恋愛歌集』の9曲目にも収録されています。

それだけ人気だったことがうかがえますが、今回はその歌詞を紹介します。

僕は君の幸せを願っている。だからどこの誰よりも幸せになってほしいんです。

そして幸せを一度掴んだなら、離すことなくずっと握りしめていてほしいんです。

君は僕から去っていきました。2人の思い出を残像としていなくなりました。

思えばいつも2つのものが並んでいたのです。2人で縁日で買った茶碗さえ使うことはありません。

僕の靴と並んだ綺麗な君の靴を見ることもありません。

僕は君につらい思いばかりさせてきた。だけど僕は謝ることすらしなかった。できなかった。

そうして最後のカギをポストに入れて去っていったんです。

僕は君の外から見える変化にはちゃんと気づいていました。ピアスを変えたことも、髪型を変えたことも知っていました。

しかし本当に気付いてほしい君の気持ちだけは、最後まで気が付くことができなかったのです。

そんな僕と君の間にはいつのまにか溝ができ、すれ違ってばかりの日々が重ねられていました。

2人が重ねてきた想いと日々、君が流した最後の涙の意味さえ分からずに。

だけど僕は悲しそうにうつむく君を、もっともっと強く抱きしめたかったんです。