サカナクション【М】歌詞の意味を徹底考察!淡い夢の終わりに何が待つ?主人公が流した涙の理由に迫る!の画像

浜辺 人の夢
浜辺 鳥の夢
浮かぶ 船の上
見える 砂の上
消えた 五時の鐘
人と鳥の影
いつか忘れられたとして

出典: М/作詞:山口一郎 作曲:山口一郎

サカナクションの音楽性についての話という解釈もしてきました。

その点も含みつつ、この世のすべてを包括するような歌詞になっています。

海に向かってビーチに立つ主人公の目に映るのは、上下に太陽と船です。

太陽と一体化する視点に立つと、目に映るのはビーチになります。

夕方のチャイムが鳴り終わり、子どもも主人公も鳥もいなくなりました。

太陽に向かって「沈まないで」と叫んでいた主人公。

しかし超ご長寿の太陽のほうが「誰もいなくならないで」と泣きたいほど孤独を感じているのかもしれません。

「淡い夢」とは期間限定の命のこと。

淡い夢の終わりに待っているのは、それでも続く悠久の時かもしれません。

主人公が涙を流した理由は、宇宙規模の途方もない孤独を感じたから。

そう考えると失恋や人間関係のトラブルで生じた孤独も癒されるでしょう。

サカナクション自身、限りある人生だから自分たちらしい音楽を奏でたい。

そんな魂の叫びがメッセージとして込められていたのではないでしょうか。

最後に繰り返される女性ボーカルのサビも、太陽と一体化した主人公の心の声と解釈できそうです。

最後に

サカナクション【М】歌詞の意味を徹底考察!淡い夢の終わりに何が待つ?主人公が流した涙の理由に迫る!の画像

いかがでしたか?

「М」はノリノリのダンスミュージックなのにウェットな歌詞というギャップが魅力的な曲でした。

太陽目線でビーチを眺めるという発想が、カモメと共有した思いだったのかもしれません。

泣きたい気分になったときは視点を変えてみるといいかもしれませんね。

深読みしがいのある歌詞なので、思う存分にお楽しみくださいませ。

名曲ぞろいのサカナクション

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