あなたがもしも悩んだときは
手を引くのが私であるように
私がもしも悩んだときは
笑わせて そう抱きしめて
強く そう強く
出典: ふたりで…/作詞:倖田來未 作曲:山口寛雄
「「何があっても私が必ず光を見つけてあげる。」そんな男前な想いが伝わってくるようです。
どんな時も一緒に悩み、一緒に答えを見つけていこうという覚悟すら感じますね。
先頭に立って彼をひっぱっていくという強い意志の表れです。
一方で、「私が落ち込んだ時にはあなたが私を笑顔にしてね。」そんな感情が伝わってきます。
彼は彼女にとって、他愛もないことで笑わせてくれる存在であるのです。
まさにこの2人には支え合うという言葉がふさわしいでしょう。
主人公はこれまでそうやってきたように、これからも2人で手を取り合っていきたいと願っているのです。
2人でいれば、なんだって乗り越えていける
これからの未来
ふたりでいれたら どんなことでも
乗り越えていきたい いつだって私は
味方だと信じて欲しいよ
出典: ふたりで…/作詞:倖田來未 作曲:山口寛雄
どんな2人でも、良い時も悪い時もやってきます。
意見が合わなくてぶつかることもあって当然です。
それでも、ここでは「何があっても解決していける」と信じているのがわかります。
「私たち2人ならきっと、大丈夫」。そんな確信にも似た思いが、主人公には芽生えているのでしょう。
そして何があっても、「私は彼の味方だから心配しないでね」という、寄り添う想いも感じられます。
2人でいるから常に2人の共通の問題がやってくるとは限りません。
個々の問題にぶち当たった時、そこで寄り添えるか寄り添えないかは大きな分かれ道。
主人公は、きっと彼がどんな問題にぶち当たっても、彼の味方でいると決めているのです。
「例え世界中を敵に回しても、私だけは味方だよ」、ドラマのようなそんなセリフが聞こえてきそうですね。
それくらい彼のことを愛し、守りたいと思っているのがわかります。
辛い時は寄り添って語り合おう
どんな選択をしても前に進めるように
あなたがもしも「もうやめたい」と
言ったなら 傍によりそって
辛かったこと 朝が来るまで
語り合おう また前に
進めるようにと
出典: ふたりで…/作詞:倖田來未 作曲:山口寛雄
例えば彼が「仕事をやめたいんだ」と言ってきたら。
みなさんならどう返答しますか?
きっとじっくりと彼の話を聞いて、何故やめたいのか、そしてやめてどうしたいのか。
そんなことを話し合うでしょう。
大切な人だからこそ、間違った選択はしてほしくないものです。
しかし、相手の意思を尊重して背中を押してあげることも大切であると考えるのです。
だからこそ主人公は、「前に進むために語り合う」という表現をしているのでしょう。
いくら大切な人であっても、人の人生を自分の意見で左右するわけにはいきません。
相手にとって最善の選択ができるよう導いてあげるのも、大切な人の役目だと知っているから。
寄り添って、とことん話をして、そして解説策を見出す。
そしてそこには、「前に進むため」の光となる必要があるのです。
主人公はその光になりたいと思っているのではないでしょうか。
私の全部を捧げたい
すべてわかってる訳じゃ無いけれども
私が持つもの 出来ることすべて
捧げたいよ あなただけに
この想い この声にのせて
出典: ふたりで…/作詞:倖田來未 作曲:山口寛雄
自分の人生をかけてでも幸せにしたいと思える人。
幸せしたいと思うのは男性だけではありません。
本当に大切な人なら、女性も男性を幸せにしたいと思うものです。
そして主人公は、彼に対してその気持ちがあることを歌詞に綴っています。
「私の人生をかけてあなたをを幸せにしたい。」そんな大胆な気持ちですね。
出来ることは限られているかもしれませんが、大切な人を幸せにする覚悟が感じられます。
そして最後の1行では「声」というフレーズが出てきます。
「あなたのためだけに歌いたい」と解釈することができますね。
これはまさに、倖田來未が大切な人を想って綴ったからにほかなりません。
自分ができること。自分にしかできないこと…。それを大切な人の為に捧げたいという意味なのです。
きっと絵を描くことが大好きで、それが自分のすべてであれば、「想いを絵にのせて」届けるでしょう。
あなたは大切な人に想いを伝えるため、どんな方法を取りますか?
これからもこうやって支え合って生きていこう
あなたがもしも悩んだときは
手を引くのが私でありたい
私がもしも 悩んだときは
笑わせて そう抱きしめて
強く そう強く
出典: ふたりで…/作詞:倖田來未 作曲:山口寛雄
主人公は改めて“支え合いたい”という想いを伝えています。
大切な人が困った時は「真っ先に手を伸ばし、助けたい。」
そして「私はきっと大丈夫だけど、もしも私が困ったときは、あなたが助けてね。」
そんな思いも込められているのではないでしょうか。
助け合って支え合って生きていきたいという、2人の未来にも期待しているようです。
そして、愛を育みながら絆を強めていきたいという、主人公の切なる願いが感じ取れます。
愛を育むためにはお互いがお互いを支え合うことが必要不可欠です。
愛だけで成り立つのではなく、味方だという信頼や語り明かせるよき理解者にもなる必要があるのです。