[Alexandros]の「Adventure」ってどんな曲?

「Adventure」は「Adventure/Droshky!」として発売された、[Alexandros]の9枚目のシングルです。

地に足のついたミディアムテンポのバラードである「Adventure」は、ボーカルの川上洋平さんがどうしてもバンドを改名した節目の一曲目にしたかった曲だそうです。

どちらかというと両A面のもう一曲である「Droshky!」の方がバンド名が[Champagne]の頃から応援しているファンにとっては彼ららしいナンバーだったのかもしれません。

しかし、それを踏まえても「Adventure」を一曲目に据えたのは、[Alexandros]に変わったことを伝える大切な一曲だったからでしょう。

[Alexandros]の「Adventure」の歌詞解釈!和訳付き!

Alexandros「Adventure」の歌詞の言葉の意味とは?動画見せます♪の画像

そんな[Alexandros]の「Adventure」の歌詞はどんな内容なのでしょうか。

今回は和訳付きで全ての歌詞歌詞の意味を解釈します。

一体この曲で川上洋平さんは何を伝えたかったのでしょうか?

詳しく歌詞を見ていきましょう。

以前どこかでお会いしましたか?の意味


Hello Hello Hello
つかぬ事を
Hello Hello Hello
御伺いしますが
Hello Hello Hello
以前どこかで
Hello Hello Hello
お会いしましたか?

出典: https://twitter.com/bot70292331/status/903455144771067906

道端で、どこかで会ったことがあるような人から「以前どこかでお会いしましたか?」と訊かれたら、とりあえず記憶を辿りますよね。

そして、尋ねた方が、以前こういうところでお会いしたと思うのですがと自己紹介してきて、ああそうだったとなるものですね。

つまり、「以前どこかでお会いしましたか?」と、こちらに投げかけてくる歌詞は、以前どこかで[Champagne]の曲を聴いたことがあるという人たちに、[Alexandros]に名前が変わりましたともう一度自己紹介をする意味のある歌詞なのでしょう。

「Hello Hello Hello」という歌い出しも印象的でキャッチー。

たくさんの人に聴いてもらいたい知ってもらいたいという思いが伝わってくる冒頭です。

そういう意味でも[Alexandros]の一曲目にふさわしい曲といえるのでしょう。

一晩中、夢中で歌い、踊る

雨が降る街の中
僕達はどうかしていたのか?
どうかしていたんだろう
Through the night
All through the night
夢中で歌っていた

出典: https://twitter.com/bb35412002/status/805530861856661504

誰も気付かぬ夜中
僕達はどうかしていたのか?
どうかしていたんだろう
Through the night
All through the night
夢中で舞っていた

出典: https://twitter.com/myloxoeplay/status/828561016153714693

Through the night All through the night」を和訳すると、一晩中ずっと、という意味になります。

「どうかしていたのか?」と思うくらいに一晩中歌い、踊ったということが歌われている歌詞。

「雨」が降っているということは「雨」の音で声がかき消され、「歌って」も誰にも届かないということ。

また、「誰も気づかぬ夜中」に踊っても、誰にもそのダンスは見てくれませんよね。

つまり、今まで[Champagne]として、誰にも声が届いていなくても、誰も見ていなくても、そんなことが全く気にならないくらい夢中で音楽をやってきたということを歌っているのです。

「どうかしていたんだろう」と思えるくらい夢中で頑張ってきたからこそ武道館でライブをするところまで漕ぎ着くことができたという思いも込められているかもしれませんね。

意味のない単語も音符も、並べれば歌になる

意味のない単語を綴って
言葉を並べた
あるがままに
あるがままに
誰にも言われずに

意味のない音符を伝って
旋律奏でた
ありのままに
ありのままに
風に鳴り響け

出典: https://twitter.com/AlexandrosBot/status/546290014506594304

「意味のない単語」も「並べ」れば「言葉」に、「意味のない音符」も「奏で」ると「旋律」になるのです。

そうやって無意味なことに意味を足して、自分たちの音楽にするという表現活動そのものが歌詞になっている部分。

そして、自分たちの奏でる音楽が「鳴り響」いて、人々の元へ「風」のように届けと歌っているのです。

これを歌詞にできるということに、川上さんの並外れた才能を感じますね。

どんな困難も自分たちの音楽にするという姿勢