目覚まし時計 ここに
かけておくから
出典: メトロポリタン美術館/作詞:大貫妙子 作曲:大貫妙子
少女は、眠っているファラオの横に目覚まし時計を設置したのでした。
遅刻しないような気遣ができるのは、現代っ子であることの象徴なのではないでしょうか。
小さいながらもしっかり者の少女。
とても頼もしいですね。
この目覚まし時計がなったら、美術館のスタッフはびっくりするのではないでしょうか。
そんな場面まで想像すると愉快になってきます。
さあ行こう!
楽しみだ!
ヴァイオリンのケース
トランペットのケース
トラック代わりにして
出発だ!
出典: メトロポリタン美術館/作詞:大貫妙子 作曲:大貫妙子
この部分は、ベースとなった小説の中でも出てくる描写なのだそうです。
楽器のケースを旅行鞄にするとは、おしゃれですね。
少女は、一体どこへいくのでしょうか?
やはり、また次のタイムトラベルへ出かけるのでしょう。
活発な少女ですね。
ここまで遊び倒せるのは尊敬に値します。
美術館は知的な遊び場。
同じ建物の中に、時代も国も違う世界がひしめいています。
そこに作家の精神が加わって、想像もつかないファンタジーが広がっているのでしょう。
絵画の中
タイムトラベルは 楽し
メトロポリタン ミュージアム
大好きな絵の中に
とじこめられた
出典: メトロポリタン美術館/作詞:大貫妙子 作曲:大貫妙子
エドガー・ドガ「ダンス教室(踊りのレッスン)」
主人公の少女は右下部分に閉じ込められてしまいます。
閉じ込められたといっても、悲壮感はなく、「あっ閉じ込められちゃった!」という感じですね。
また、朝になったら出てこれるのではないでしょうか。
そして、また次のタイムトラベルによって、他の絵に閉じ込めらてしまうのでしょう。
そのように絵の中を探検することはとても楽しいのではないでしょうか。
おわりに
この歌が怖いと思っていた人は、改めて歌詞を知ると怖くなくなるのではないでしょうか。
むしろ、元気いっぱいの少女が頼もしく、メトロポリタン美術館を遊び回っている姿が目に浮かびます。
どんな不思議体験もバネにして、楽しんでしまう少女の世界。
大人の私たちも、たまには童心に帰って絵の中で遊んでみるのも楽しいかもしれません。
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