GACKTさんの代表的な失恋ソング「Last Song」
GACKTさんといえば失恋を歌った楽曲や、死別をテーマにしたシリアスな楽曲が多いアーティストさんです。
その中でも代表的な別れの歌といえば「Last Song」が挙げられます。
「Last Song」の概要は以下の通りです。
「Last Song」(ラスト ソング)は、2003年11月12日にGacktが発表した楽曲、及び同曲を収録したシングル。通算16枚目のシングルである。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Last_Song_(Gacktの曲)
過去に何回か紅白出場を果たしているGACKTさん。
紅白でこの曲を披露したこともあるため「聴いたことがある!」という方もいるでしょう。
紅白の季節にもぴったりな「冬」をテーマにした失恋ソングとなっており、切ないメロディーや歌詞が印象的です。
冬の時期に失恋を体験したことがある人は、共感を覚えるのではないでしょうか。
どのCDに収録されている?
3つのアルバムに収録されています!
「Last Song」はシングルCDとしてもリリースされていますが、その後発売されたさまざまなアルバムにも収録されています。
一つ目が2004年にリリースされた「THE SIXTH DAY 〜SINGLE COLLECTION〜」。
シングルに収録してあるものを再録したバージョンを聴くことができます。
二つ目が同じく2004年にリリースされた「THE SEVENTH NIGHT 〜UNPLUGGED〜」。
このアルバムは全ての楽曲がアコースティックバージョンになっています。
「Last Song」はピアノの伴奏とボーカルのみのシンプルなアレンジとなっており、より一層切なさが増しているように感じられますよ!
そして三つ目が「BEST OF THE BEST vol.1 -MILD-」。
このアルバムの「Last Song」は、ピアノとボーカルのみのアコースティックバージョンを再録したものです。
どのアルバムのバージョンも、その都度録り直しているのが大きな特徴として挙げられます。
気になる方はぜひシングルCDとそれぞれのアルバムのバージョンを聴き比べてみてはいかがでしょうか。
切ない表情で歌うGACKTさんが印象的なMV
切ない失恋の物語に注目!
「Last Song」のMVでは、この楽曲の歌詞にぴったりな切ない失恋の物語が描かれています。
MVの冒頭では、部屋を出ていく金髪の外国人女性が登場。
そして、お金をもらいながら路上で歌うアーティストの男性も登場します。
女性が出ていった部屋には、どうやら割れた花瓶やお花が散らばっているようです。
誰かと喧嘩になったために女性は部屋を出ていった…という設定であることが分かります。
そして、1番のサビでは切なそうな表情で歌うGACKTさんが登場。
2番に入ると、今度はGACKTさんが机に向かって楽譜を書いています。
どうやら新曲を作っているようです。
でも楽譜を書いては丸めて捨てて…の繰り返し。
良い曲が書けずに思い悩みます。
そんな中、GACKTさんの脳裏に浮かんだのは1番の部分で登場した女性のことでした。
そして、GACKTさんと女性が口喧嘩をしている回想シーンが流れます。
実は、MVの中で女性が付き合っていたのはGACKTさんなのでした。
Cメロ部分に入るとGACKTさんは楽譜を持って街に飛び出し、MV冒頭に登場した路上アーティストのところに行きます。
そして、路上アーティストに「Last Song」と書かれた楽譜を渡して立ち去るのです。
ラストのサビ部分では、GACKTさんと女性が仲良かった頃の回想シーンがたくさん流れます。
もう戻らない幸せな頃の二人を思い出している…といった感じなのでしょう。
曲が終わった後、最後に再び路上アーティストの男性が登場。
男性の手元には、路上ライブでもらった大量の硬貨やお札があります。
どうやらGACKTさんの渡した曲が路上でヒットしたようです。
男性が感慨深い表情をしながら、そっとギターケースの蓋を閉めたところでMVが終わります。
MVの内容をざっくり説明するとこんな感じです。
MVが進むにつれて、切なさがどんどんと増していく物語は必見ですよ!!
切ない別れを描いた歌詞を徹底解説
儚く終わった恋
あてもなく一人 さまよい歩き続けた
かすかな吐息を ただ白く染めて
移り変わりゆく 季節のその儚さに
理由もなく 涙がこぼれた
「今も愛している…」
出典: Last Song/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
1番のAメロ部分で「吐息をただ白く染めて」とあるので、季節は冬であることが分かります。
失恋のショックからなのか、外に出てフラフラと歩く様子が思い浮かびますね。
どの季節も、時間が立てばあっという間に次の季節へ移り変わってしまいます。
きっとこの歌詞の主人公が体験した恋も同じなのでしょう。
あんなに楽しかった日々があっけなく終わってしまった。
あっけなく移り変わる季節と自分の恋愛を重ねていることが分かります。