雪のように降り積もる悲しみ
降り続く悲しみは 真っ白な雪に変わる
ずっと空を見上げてた
この身体が消える前に 今願いが届くのなら
もう一度強く抱きしめて
出典: Last Song/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
失恋によって募った悲しみを雪に例えていますね。
GACKTさんが歌うと、なんだかとてもロマンチックに感じられるのは筆者だけでしょうか。
「この身体が消える前に」とは「自分が死んでしまう前に」という意味でしょう。
もし叶うのであれば、死ぬ前にもう一度抱きしめたい。
そんな強い気持ちが歌われています。
きっと、よっぽど失いたくない人だったのでしょう。
付き合っていた頃の二人
解り合えなくて 何度もキズつけていた
そんな時でも いつも優しくて
ふいに渡された 指輪に刻まれていた
ふたりの約束は 叶わないままに
「今も憶えている…」
出典: Last Song/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
2番に入ると、歌詞の主人公がまだ恋人と付き合ってた頃について語られています。
付き合っていた時はお互いに分かり合えない部分もたくさんあった。
その度に自分は恋人を傷つけてしまっていた。
そんな後悔の念が描かれています。
でも、そんな主人公に対して恋人はいつも優しく接していたのです。
主人公と恋人は、指輪を贈るほどの仲でもありました。
恋人同士でつける指輪には、ロマンチックな言葉が彫られているものも多いです。
きっとこの二人もそのような指輪をつけていたのでしょう。
でもその指輪に彫られている言葉は実現しなかったといっています。
どのような言葉が彫られていたのかは不明ですが「永遠に愛し続ける」とか「一生支える」といった言葉だったのかもしれません。
もう二度と逢えない人
遠ざかる想い出は いつまでも眩しすぎて
もっと側に居たかった
もう二度と逢えないけど いつも側で支えてくれた
あなただけは変わらないでいて
最後に見せた涙が消せなくて
出典: Last Song/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
「遠ざかる想い出」とは、二人の仲が良かった頃のことを指しているのでしょう。
あの頃のようにもっと恋人の側にいたかったという切ない気持ちが溢れ出ています。
でも、その恋人には「もう二度と逢えない」といっていますね。
なぜそのような状況になったのかは分かりません。
恋人と音信不通になってしまったのかもしれないし、会えないような遠い場所に行ってしまったのかもしれませんね。
それでも、歌詞の主人公は恋人のことが頭から離れません。
「最後に見せた~」の歌詞からもそのような気持ちを読み取ることができます。
あなたの心の中にずっと残っていたい
この白い雪たちと 一緒に消えてしまっても
あなたの心の中にずっと 咲いていたいから
出典: Last Song/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
主人公の心の中には、恋人のことが深く残っています。
そして、同じように恋人の心の中にも主人公のことが残っていてほしいと願っているようです。
「あなたの心の中に~」の部分には、きっとそのような主人公の気持ちが込められているのでしょう。
切ない感情がこみ上げるラストのサビ
寄りそって抱き合った 温もりは忘れないでね
違う誰かを愛しても
最後に聞いたあなたの声を このままずっと離さないまま
深く眠りに落ちたい
降り続く悲しみは 真っ白な雪に変わる
ずっと空を見上げてた
この身体が消える前に 今願いが届くのなら
もう一度強く抱きしめて
「もう一度強く抱きしめて…」
出典: Last Song/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
ラストのサビでは、切ない感情がさらにヒートアップします。
恋人がいつか他の人と付き合うことになったとしても、自分のことを忘れないでいてほしいと歌っていますね。
ちょっぴりワガママに聞こえるような願いではありますが、GACKTさんが歌うと全く嫌味が感じられないのがすごいです!
そしてサビの最後では「もう一度~」の部分を最後に繰り返します。
本当はもう一度会いたいという気持ちが強調されているように感じられますね。
おわりに
本当に大好きな人と別れてしまった時の辛い心情を見事に歌い上げている楽曲ですね。
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