新たなCzecho No Republicの幕開けを告げるツアー

最高のパフォーマンスを見せた最高の夜

武井優心、山崎正太郎、タカハシマイ、砂川一黄がステージの上で横一列に並んでいました。

今やっと4人が対等にそれぞれがCzecho No Republicだということが証明されました。

4人がステージ中央で横一列に並んでいるというのを知って、本当にこのバンドに怖いものはないんだと思いました。

メンバーの入れ替わりが多いバンドを非難する人は多いかもしれません。

しかしライブレビューから伝わってくる4人の姿には、何にも増してバンドの芯の強さが感じられました。

初期の頃の吉田アディムのみならず、2018年に入ってアルバムリリースツアー直前に八木類まで失ったら…

そう思った人も多かったでしょう。

しかしこのツアーファイナルで様々なレビューからでてくる言葉たちは、何もかも肯定していくような潔いものでした。

「満員の観客」「テンションの良さ」その他、色とりどりの言葉たちでレビューの画面が埋め尽くされていきます。

本当に最高のパフォーマンスを魅せた最高の夜だったにちがいありません。

乗り越えることが困難な事態に対面したときこそ分かるバンドの強さ

【Czecho No Republic】2018年ライブ「旅に出る準備」リリースツアーのレビュー解説の画像

その不可抗な事態とは「旅に出る準備」リリースツアーにおいて八木類の脱退でした。

ビートルズのようなサウンドとメロディーの曲を作ったりしてCzecho No Republicに別の彩りを加えていた八木。

バンド結成間もない頃から参加していたCzecho No Republicには欠かせない存在でした。

しかし八木にはどうしてもやらなければならないことがあったんだと思います。

それが主体的な音楽を作っていくことだと思います。

「旅に出る準備」が再びバンドサウンドに近づいてきました。

それが八木にとって良かったのか悪かったのかそこに原因があるのかは推測の域を出ません。

ただ言えることは八木がバンドの活動や音楽に対して熱量の差を感じたのは誰も責められないということです。

自分を誤魔化すのが1番ツラいことだと思います。

しかし、Czecho No Republicはそのような事態にもこのライブによって最高の結果を出しました!

もともと5人体制で作られた「旅に出る準備」以降の5つのアルバムたち。

それを4人体制で調整するのは大変な苦労があったと思います。

だからこそ「旅に出る準備」アルバムリリースツアーがここまで白熱した素晴らしいものになったのでしょう。

音楽を本当に愛して止まない気持ちが強さを生んでいるのでしょうか。

それでは今回のライブレビューに解説を加えていきましょう。

ツアーファイナルのレビュー解説

渋谷duo MUSIC EXCHANGEでのツアーファイナル

【Czecho No Republic】2018年ライブ「旅に出る準備」リリースツアーのレビュー解説の画像

旅に出る準備」で幕を開けた2018年10月2日のツアーファイナル。

新たな旅へ出ようとするCzecho No Republicそのものの幕開けでしょう。

最高の旅へ出る準備はできていますか?と武井が放った言葉には自らを鼓舞させる狙いもあると思います。

そして「Amazing Parade」へなだれ込みます。

この2曲だけでも楽しそうなオープニングですがメンバー4人とも笑顔だったそうです。

観客も共に歌っていてたそうですがこの情景を思い浮かべるだけで幸せになりそうです。

次の名曲Call Her」ではタカハシがギターを弾いていました。

これは4人体制での新たな試みだと言えます。

困難な事態を好転に捉える4人の底力がうかがえる試みだと思いました。

続けて「チキンレース」「Spring」「ザナドゥ」「ファインデイ」「Electric Girl」と続きます。

タカハシのボーカルが輝くリズミカルな曲が次々に演奏されるのです。

止まるところを知らない感じがいつまでも続いて欲しいというライブもまだ序盤です。

楽器を変更しても魅せるパフォーマンス

続く「Dream Beach Sunset」では砂川がベースを弾きました。

そこで砂川はスラップベースという打楽器のようにベースを弾く奏法で魅せました。

こういう楽しませ方もバンドが一段高みに昇っていった証でしょう。

大人(たいじん)のような余裕があるからイレギュラーなことも出来るのです。

今のCzecho No Republicを等身大で映し出す「Baby Baby Baby Baby」も披露

【Czecho No Republic】2018年ライブ「旅に出る準備」リリースツアーのレビュー解説の画像

この「Baby Baby Baby Baby」はZIMAのCM曲でした。

4人になって初めて作った4人のための曲。

4人はそれを音と歌で丁寧に綴ったそうです。

「Baby Baby Baby Baby」のヒントとなった曲を続けてカバー

そうして4人はAlvvaysの「Archie, Marry Me」のカバーを演奏しました。

この曲はしっとりとした歌で4人もそのとおりに歌ったのだと思います。

不安を解消させてくれた曲だと武井は言ってました。

やはり不安は当然ながらあったのです。

それでも、何かをキッカケにそれを力に変えることが出来たから今の4人があるのです。