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2017年05月16日更新

コブクロの応援ソング「YELL 〜エール〜」の歌詞を紐解く

「YELL〜エール〜/Bell」(エール/ベル)は、コブクロのメジャーデビューシングルとして2001年3月22日にリリースされました。同年4月23日付オリコンシングルチャートで全国版4位、大阪では1位を獲得した珠玉の楽曲の歌詞に迫ります。

「YELL」というポピュラーなタイトル

「YELL」というタイトルは割りとポピュラーなタイトルで様々な楽曲があります。

EXILEの「Yell」
いきものがかりの「YELL」
AAAの「Yell」
岡本真夜の「YELL ~ 君の声 ~」

思い浮かぶのはこの辺でしょうか。

コブクロの「YELL〜エール〜」は結成のきっかけの曲である「桜」とどちらをデビュー曲にするかを悩んだというエピソードがあります。

そんな大切なメジャーデビュー曲の歌詞を紐解いていきます。

「YELL~エール~」の歌詞を紐解く

どんなに小さなつぼみでも 凍える冬を超えればほら
春が来るたびに 鮮やかな花が咲くのだから

出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l000e55.html

コブクロの魅力と言えばそのまっすぐな言葉のチョイスではないでしょうか。
比喩表現は少ないですが、景色の浮かぶ素直な歌詞が印象的です。

漏れなく「YELL~エール~」の歌詞もそう。

小さな花のつぼみが寒さに耐えながら春を静かに待つ風景が浮かんできます。

誰にでも分かりやすく受け入れやすい表現でばっちりと景色を浮かび上がらせる導入部分に仕上げています。

あなたが今日まで歩いてた この道まちがいはないから
春には大きな 君が花になれ

出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l000e55.html

花のつぼみが春を待つように、厳しい冬を越えるような日々は人間にもあります。

苦しいことも悔しいことも、この先、花開く春をイメージすれば乗り越えていける。
力強く、自分を肯定してくれる歌詞になっています。

見送る友の顔に目を伏せ 走り出す窓に
もう戻れないその不安を 希望だけじゃ断ち切れないでいるけど

出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l000e55.html

見送る友が出てきたことで、ストーリーが浮かび上がってきます。

このストーリーの主人公「君」は新しい1歩を踏み出そうとしています。
今までかけがえのない大切な時間をともに過ごしてきた仲間の顔を見ると、後ろ髪をひかれる思いで目を伏せてしまう君。

電車でしょうか、車でしょうか。
走り出す窓の向こうには友の顔、そして、そこに重なるように映り込む自分の顔。

不安はたくさんあって、これから花を咲かせるぞ!という決意や新しい生活への期待や希望だけではその不安は断ち切ることはできません。

今 君は門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬその道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
思い描く夢のもよう いつの日にかその目に映せ

出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l000e55.html

視点がなかなか難しいですが、この歌の視点は友でもなく君でもなく、第3者的に君に励ましの言葉を送っているように感じます。

門出、まさにスタート地点に立っている君はこれから長い長い人生の道を進んでいきます。

それはまるでRPGのようで、険しい道もあるでしょう。
たくさんの困難が待ち受けていることでしょう。

それでも、あなたを待っている人がいて、出会うべき人がいると思えば迷わずに進んでいけます。

頭で思い描いているイメージを現実のものにして、自分の目でちゃんと見届けるんだという強い決意を後押ししてくれる歌詞になっています。

どんなに大きなつぼみでも 凍えて冬に負ければほら
春の風さえも浴びぬまま 枯れてゆくのだから

出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l000e55.html

1番とは対比の表現ですが、言いたいことは同じように伝わってくるものがあります。

どんなに強い肉体を持っていたとしても、折れない、負けない、逃げない心が大切だと強くメッセージを送っています。
花開くその時を迎えないまま、諦めていく人もたくさんいる現実をちゃんと明確にしています。

寒さに負けないで あなたの足跡 誰かがたどるよ
いつの日にか 春の風になれ

出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l000e55.html

そんな苦しいことがある道でも、そこまで歩いてきた道は確実に道になっています。

その背中を見て、足跡を辿って、また1歩踏み出そうとする後進のためにも折れてはならない。

そして、いつの日かそんな後進を導いていけるような、迎え入れるような存在になろうと道を示してくれています。

現実と夢が今 遠くかけ離れていても
そう 無駄じゃない その姿を 遠い場所で 誰かが見てるのさ

今 君は門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬその道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
思い描く夢のもよう いつの日にかその目に映せ

出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l000e55.html

進んでいく道はやはり険しく長いものです。
思い描いていた夢と現実に進んでいる道は違って当然です。

うまくいくことの方が少ないでしょう。
しかし、それを擦り合わせていく作業が大切です。

たまに道を外れても上手に軌道修正しながら、人に支えてもらいながら進んでいけばいいのです。

真面目に律儀に進んでいる姿はちゃんと誰かの目に留まります。
それは近い人じゃなくても。

どこかで必ず見てくれている人はいるのです。

そんな希望を提示しながら、再びサビに入っていきます。

君は門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬ その道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
思い描く夢のもよう
いつの日にか その目に その目に so many dream

誇り高き勇者のよう…
今 君は門出に立ってるんだ…

出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l000e55.html

再びサビが訪れます。

同じ歌詞で進んでいくのかと思いきや、最後の最後でウィットに富んだ表現が出現します。
「その目に」と「so many」とをかけていますが、見事に歌詞が成立しています。

今までは「その目に映せ」でしたが、その言葉がちゃんと耳に残ったまま「so many dream(たくさんの夢を)」が聴こえてくるので、たくさんの夢をしっかりとこの目に映そうというイメージが焼きついてきます。

そして、アウトロにもサビのフレーズを散りばめ、最後の最後まで背中を押してくれます。

最後に

背中を押す歌詞に関してはここまでのものはなかなかないのでしょうか。

くじけそうな時ももちろんあるけれど、自分の進んできた道を進むべき道を信じて、花開く時を待つ。

その姿勢は大阪のストリートから夢を叶えたコブクロの生き様そのものなのではないでしょうか。

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この記事のキュレーター

自身の音楽活動と並行して文筆業もこなす駆け出しライター。

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