実力派大物アーティスト「ゲスの極み乙女。」
日本を代表するロックバンド
テレビやラジオなど各メディアで名前を聴かない日はないアーティストである「ゲスの極み乙女。」。
その個性的なバンド名もさることながら、彼らが奏でる楽曲も相当な個性を擁しています。
その個性というものは、いままでにない新しい概念や価値観をもたらしているということです。
そして秀でた個性で上手に練り上げられた楽曲は、いつも目新しいです。
わたしたちの耳に新鮮で色褪せない音楽を絶えず提供してくれています。
「ゲスな三角関係」について詳しくご紹介!
今回は「ゲスな三角関係」について詳しく解説をします。
この「ゲスな三角関係」は、アルバム「踊れないなら、ゲスになってしまえよ」に収録されています。
2013年12月4日にリリースされた2枚目のミニアルバムです。
このアルバムは第6回CDショップ大賞で入賞した作品になります。
2012年デビューの彼らにとっては、よい皮切りであったと思います。
オリコンチャートでは28位を記録しました。
歌詞の意味を徹底解釈!
それでは、「ゲスな三角関係」の歌詞について解釈を深めていきましょう。
疎ましくなった関係
疎ましくなったんだ
アイツの交友関係
出来れば消したいの
アイツとのこういう関係
席替えしたんだって?
隣になってないよね?
ああもう心がゲスに染まってってるわ
出典: ゲスな三角関係/作詞:MC.K 作曲:MC.K
何やらいきなり怪しい雰囲気が出ています。
気になる人の交遊関係に嫌気が差しているのでしょうか。
嫌だと感じるということは、それ相応の出来事があったはず。
「消したい」という言葉に強い思いを感じます。
いままで起こったことをなかったことにしたいという強い思い。
タイトルから推測するに、複雑な三角関係が生じています。
その一本の関係を抹消したい。
席替えとあるので、何か学校や組織内での話だと予想がつきます。
ゲスで胸がいっぱい
気になるその人と、関係を消したいある人はどうやら知り合いだとも想像がつきます。
席が隣になってしまうと、自分がこれまでやってきたことがバレてしまうのでしょう。
秘密がバレることで自分の立場が危うくなるのは避けたいものです。
どんどんと思考が悪い方に向かっていっているのがわかります。
彼等のバンド名にもある「ゲス」は、漢字では「下衆」と書きます。
意味としては、この上なく下劣で個人が持っている道徳観などが人として最低な状態のことをいいます。
話者は、自分の心が最低になっているのを分かっているようです。
しかし、そこには反省などの気持ちは感じられず、とにかくこの状況から脱出したい思いだけが感じられます。
卑下する視線
どうせアイツいつものように
色目使ってんでしょ
その内飽きられるわ
だってガキっぽいんだもん
出典: ゲスな三角関係/作詞:MC.K 作曲:MC.K
相手を卑下する思考は、まさにゲスです。
わたしの方が上よ、という思いが前面に出ています。