LOOK INTO MY EVIL EYEZ
SEE SOMETHIN' INSIDE
時代をも抱いて お前を殺めんばかりの MY MIND
凍るような MY SPINE

出典: VOODOO KINGDOM/作詞:Diggy-MO',Bro.Hi 作曲:Diggy-MO',Shinnosuke

フック部分も和訳を交えて見ていきます。

俺の邪悪な瞳を見ろ
その中にあるものを
時代をも抱いて お前を殺めんばかりの俺の心
凍るような俺の脳髄

出典: VOODOO KINGDOM/作詞:Diggy-MO',Bro.Hi 作曲:Diggy-MO',Shinnosuke

 再び邪悪な瞳に映るものとは何なのか、考えてみましょう。

相手を催眠にかけることすらできるDIOの邪悪な瞳。

そこに映るものは生ぬるい感情ではなく、凍るような恐怖や悪意なのでしょう。

原作中第3部でも、「凍りつくような眼差し」と表現されているDIO。

その中にあるものは恐怖でもあり、人を魅了し逆らえないようにする悪のカリスマでもあるのです。

逃れられない邪悪な魅力

囚われたまま災いから YOU WANNA RUN AWAY OR WANNA DIE ?!
今 SADISTIC な愛に支配されて
OH, THIS WORLD'S SO DAMN FINE

出典: VOODOO KINGDOM/作詞:Diggy-MO',Bro.Hi 作曲:Diggy-MO',Shinnosuke

続いてこちらも和訳を交えて見てみましょう。

囚われたまま災いから
お前は逃げるか?それとも死ぬか?
今 加虐的な愛に支配されて
そうだ、この「世界」は最高にハイってヤツだ

出典: VOODOO KINGDOM/作詞:Diggy-MO',Bro.Hi 作曲:Diggy-MO',Shinnosuke

そんなDIOの悪のカリスマに支配された時、生き残って勝つなどという選択肢はありません。

必死で逃げるか、死ぬかのみ。

この部分は「wa」の韻をテンポよく踏んでおり、引き込まれるような印象があります。

「愛」については「eye」ともかけてあるのでしょう。

支配者の加虐的な瞳と気まぐれな愛に囚われたら逆らえない。

最後の一節は直訳すれば「この世界はとても最高だ」といった意味になります。

原作のセリフを借りれば、まさに「最高にハイ」ということでしょう。

悠久の霧の都を燃やして

戦いの記憶は業火の中に

堂々巡る歳月 今宵響く嗚咽 威光 空に発つ
What's Immoral things? 愛に欲に渇望
うねる炎 It's in my blood 美徳と化す
Now it's knockin' on 背徳の門
悠久の霧の都を紅く焦がす刺客 闇の業火へと誘う
Time has came get off

出典: VOODOO KINGDOM/作詞:Diggy-MO',Bro.Hi 作曲:Diggy-MO',Shinnosuke

この部分も和訳を交えて見てみます。

堂々巡る歳月 今宵響く嗚咽 威光 空に発つ
不道徳とは何だ?愛に欲に渇望
うねる炎 それは俺の血の中に 美徳と化す
それは背徳の門を叩く
悠久の霧の都を紅く焦がす刺客 闇の業火へと誘う
人間をやめる時が来た

出典: VOODOO KINGDOM/作詞:Diggy-MO',Bro.Hi 作曲:Diggy-MO',Shinnosuke

冒頭はuの音を重ねたライム。

テンポよく時を刻むような韻が続きます。

歳月の言葉からも、ジョースター家とDIOの長い因縁が感じ取れるところ。

ディオは第1部で焼け落ちるジョースター家の中でジョナサンに敗北しています。

炎に関わるフレーズはジョナサンを連想させるものといえるでしょう。

ディオが冷気の技を使うこともあり、対照的なイメージとなっています。

悠久の霧の都はいうまでもなくロンドン

第1部の舞台となった場所が示されています。

get offは直訳すれば「やめる」。

ディオが第1部で「やめる」と宣言したものといえば、「おれは人間をやめるぞ!」のくだりでしょう。

ここはその展開をイメージしたものといえそうです。

廻る因果の中で

Virgin blood…触れて So mellow
賢者さえも下僕 Get on get on
Imagine that…永遠に No sorrow
この異教渦巻く現世のShadow

出典: VOODOO KINGDOM/作詞:Diggy-MO',Bro.Hi 作曲:Diggy-MO',Shinnosuke