ゲスの極み乙女。の魅力
独自の世界観は、川谷絵音が担当!
2012年5月にロック・バンド、indigo la Endのボーカルでもあった川谷絵音を中心に結成。
プログレッシブ・ロックやヒップホップを基調としたポップメロディを演奏している。
楽曲は、すべて川谷絵音が作詞・作曲したものである。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲスの極み乙女。
2012年に結成した「ゲスの極み乙女。」は、独特の世界観で、疾走感あふれる独自のサウンドを次々に生み出しています。
これまでに発表したシングル「ロマンスがありあまる」、アルバム「両成敗」など、そのタイトルも他のアーティストとは一味違った魅力を持っていますね。
早口で繰り広げる歌詞のフレーズに引き込まれる方も多いのではないでしょうか?
「もう切ないとは言わせない」は結成6年目の楽曲!
「もう切ないとは言わせない」は、結成6周年目となる2018年5月12日に配信開始、同時にMVも公開されました。
これまでの楽曲のような疾走感と独特のリズムは変わらないのですが、「切なさ」をテーマにしている本作は、少し優しい雰囲気も感じられます。
メンバー総出演!MVのストーリー
MVの監督は、川谷がボーカルを務めるロックバンド「indigo la End」で作品を数多く手掛けている岡田文章氏。
楽曲の前奏や間奏には、彼らの言葉が掛け合いのように飛び交っていて、どんな会話をしているのかにも注目です!
MVのストーリーを紹介!
スーパーの仕事の休憩をしている「ほな・いこか」。そこに子供を連れた懐かしい友人「休日課長」に再開することからスタートします。
「休日課長」の経営する喫茶店に遊びに行くと、結婚相手はこちらも旧知の友人「ちゃんMARI」だった、という展開。
そして社会人として働くスーツ姿の「川谷絵音」が登場。自転車で疾走するシーンが続いていきます。
それぞれが大人になった現実の生活シーンと交錯するように、自転車で駆け抜ける3人...として最後には「川谷絵音」と合流して、綺麗に4人が並んで疾走していきます。
途中の間奏では、みんなで過ごしていた「あの頃」のことをひとつひとつ言葉にしながら、掛け合いのように言葉が繰り返されるのが印象的です。
MVを通して見ると、「青春時代の自分を取り戻したい!」というのがテーマになっているようです。
歌詞の内容をチェック!
ここからは歌詞を詳しく見ていきましょう。
気がついたら最低な状況に!
祝日はコンビニエンス
恋人はデルタクルーズ
怠ける僕らは何かを忘れた
甘噛み合いのサイクルは
いがみ合いを減らした
足りないものが増えてって
足りないが心地よくなった
ああ最低だこんなんじゃ
出典: もう切ないとは言わせない/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
週末の土日と違って、ご褒美のような「祝日」は特別で、大切な人とお出かけしたり、楽しい気分になれる時間ですよね。
そんな日に、主人公の恋人は、彼と過ごすことなく、忙しくあちこちへ出かけてしまっているようです。
ふたりは長い時間を一緒に過ごしているうちに、お互いに興味を持ったり、気をかけたりすることを忘れてしまっているようですね。それが「怠ける僕ら」という表現になっています。
さらにこの関係を「甘噛み合い」と言っています。付かず離れずの関係は、関わり合いが減る分、喧嘩も減ったということなのでしょう。
お互いに色々なものを求めると「足りない、足りない」と感じるものですが、「足りない」まま放置していることが心地よくなっていた、ということでしょうか。
この状況をひと通り話した後に、これではいけない!という想いで「最低だ」と言っているようです。