純烈2021年の第1弾シングル「君がそばにいるから」
未来を明るく照らしたい純烈の思い
「君がそばにいるから」は2021年2月3日に発売された楽曲です。
全国行脚を活動の主軸としている純烈。
しかし感染症予防の影響でファンに会いに行けませんでした。
そんなもどかしい思いを吹き飛ばすのが純烈のこちらの曲です。
軽快な曲調「君がそばにいるから」は曲調だけでなく、歌詞も前向きです。
失恋の痛手から立ち上がり前を向こうとする男性が主人公。
笑顔が素敵な君と出会い、明るい未来を信じる男性が描かれています。
彼を通し、純烈が未来を明るく照らしたい思いがテーマになっています。
純烈らしさがいっぱいの歌謡曲
こちらの楽曲は、純烈がNHK紅白歌合戦に出場した際の歌ともつながりがあります。
あの「プロポーズ」を手掛けた幸耕平が作詞作曲を、萩田光雄が編曲を手掛けているのです。
純烈らしさを感じる、穏やかでムードあるまさに歌謡曲といった楽曲です。
つらい環境でも少しずつ前を向こう、明るい未来を掴もうがテーマとなっています。
聴き手の心を鼓舞するそんなフレーズも多用され、円熟した技を感じることができます。
冒頭は過去の恋に苦しむ彼の沈んだ心を
失恋から立ち直れない男性の暗く沈んだ心
西の空染めてゆく沈む
夕陽見つめて
ため息で涙ぐむ悲しい思い出
出典: 君がそばにいるから/作詞:幸耕平 作曲:幸耕平
純烈の歌う「君がそばにいるから」で主人公となる人物。
それは過去の恋の痛手を引きずり心が暗く沈んだ男性です。
彼は夕陽を眺めているだけでも涙してしまうほど傷付いています。
何かを見て涙する程というのは相当でしょう。
心的な落ち込みは深いということが伺えます。
失恋とは、誰でも立ち直るのに時間がかかるもの。
この男性が受けた心の傷は相当に深いことが表現されているのでしょう。
新しい恋に踏み切れない臆病な状態
裏切りが怖いから臆病な僕だった
夢ばかり見ていても
迷子になるだけ
出典: 君がそばにいるから/作詞:幸耕平 作曲:幸耕平
繰り返される失恋の思い出や痛手の表現は冒頭と中盤に繰り返されます。
繰り返しのフレーズが登場するというのは、彼が受けた傷は相当でしょう。
また裏切りと表現されるなど、過去の恋はどうやら相手の心変わりがあった様子。
裏切りによって彼は人を信じることができず不安な心の中でもがいています。
裏切られた経験を持つ方なら分かるでしょう。
その痛みは次の恋に踏み込めず、トラウマという障壁になっています。
同じような痛みはもう味わいたくない。
主人公の彼は、そんな臆病な気持ちの中にあるといえます。
立ち上がる彼の心模様がキーワード
失恋の痛みを癒す新たな出会い
負けないでと囁く
君の声が聞こえた
出典: 君がそばにいるから/作詞:幸耕平 作曲:幸耕平
主人公の彼は暗く沈んだ心模様を表しつつ、その一方で新しい出会いをしています。
その証拠に冒頭にほんの少しだけその片鱗としてこちらのフレーズが登場します。
痛手を負い悲しい心の彼に、その痛みに負けないでと囁く声。
もちろんこの声は、実際に誰かがそばで喋っているのではありません。
彼の心に語りかけてくる声です。
彼はここで、自分にその声が身近にあることを気づくということでもありましょう。
悲しい心模様に飲まれそうな彼。
悲しみに取り込まれないでと勇気づけてくれる相手の存在を仄めかしています。