MV後半の2:33 の辺り。
JENNIEはダンサーに囲まれてフィナーレを迎えます。
無秩序に並ぶダンサー、その数は27人。
腕を高らかに挙げ、人差し指を突き出します。
ここで素晴らしいのはダンサーが裏方に徹していること。
JENNIEを引き立てるため踊りに徹します。
カメラ目線のダンサーは一人もいません。
それだけにJENNIEの鋭い眼差しが突き刺さります。
最後まで楽しいMVです。
SOLOに込められた意味
ビッチ ナヌン ソロ(ソロで輝くの)
ビッチ ナヌン ソロ(ソロで輝くの)
I'm going solo lo lo lo lo lo
I'm going solo lo lo lo lo lo
出典: SOLO/作詞: 作曲:
ソロの強さ
”ナヌン”は”私は”の柔らかい表現。
敬語の場合は”チョヌン”となります。
英語の”solo”には「一人で歌う」という意味。
そして「一人で何かをする」という二つの意味合いがあります。
ミュージシャンとしてはソロという解釈も成り立ちます。
しかし、ここでは誰にも頼らず一人でやり遂げるという強い意志。
そちらの方が歌詞全体に強く現れています。
英語の”lo lo lo lo lo”はリズムを遊んでいるパート。
それほど深い意味はないでしょう。
誰もが歌いやすく、ニューロンとシナプスに記憶されやすい歌詞。
そんなニュアンスです。
「SOLO」を聴き終えると”lo lo lo lo lo”の部分しか残りません。
それぐらい印象深い「SOLO」の歌詞です。
JENNIEソロプロジェクト
2018年11月12日にソロデビューしたJENNIE。
YGエンターテイメントによると
”JENNIEはソロプロジェクトのため6年に渡って準備してきた”
とコメントしています。
グループからソロデビューしたアーティストは他にもいます。
少女時代のテヨン、Big Bangのスンリ、2NE1のミンジとCL。
果たしてJENNIEはどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?
女性の気持ちを歌詞で表現
Baby チャギ ヨボ(ベイビー ダーリン ハニー)
ポゴシッポ(会いたい)
タ プジル オプソ(全部ムダなの)
出典: SOLO/作詞: 作曲:
失恋を経て
サビに入る前の歌詞。
いろいろ恋愛をしたけどうまくいかなかった。
そんな後悔の念が表現されています。
きっと心の奥では忘れられないのでしょう。
でも、それが無意味であると悟った瞬間に強くなります。
だからソロ(一人)でいくの。
女性の強く生きていく様を描いた歌詞です。
浮き沈みの激しいk-POP界で生き残るは至難の業。
多くの犠牲を伴います。
それでもソロで輝きたい。
JENNIEには強い想いがあるのです。
ハングルで”会いたい”は2種類!?
「SOLO」の歌詞にある”ポゴシッポ”。
”ポゴ”は見るの変化で原型は”ポダ”になります。
日本語でいうところの”見る”と”見たい”のようなイメージ。
”相手に会う”ということは顔を見ることですね。
そのため、”見る”という意味の”ポゴ”を使っています。
他に”会う”は”マンナダ”という言い方もあります。
”マンナダ(会う)”と”シッポ”で”マンナゴシッポ(会いたい)”となります。
意味の上ではどちらも同じニュアンスです。
しかし、恋愛ドラマでは”ポゴシッポ”を使うケースが多々見られます。
歌詞の場合は語呂のいい方を選ぶのがいいでしょう。
次に”シッポ”は”~したい”という願望を表します。
応用が効く言葉で”行きたい”、”食べたい”などでも”シッポ”をつけます。
”行きたい”なら”カダ(行く)”と合わせて、”カゴシッポ”。
”食べたい”なら”モッタ(食べる)”との組み合わせで”モゴシッポ”です。
どちらも年下か同年代に対して使う表現です。
目上の人には決して使わないようにしましょう。
日本より敬語は厳格に使い分けます。