独特な表現が多く含まれたラストのフレーズ。

まず、ここからはあまり良い目覚めではないことがうかがえますね。

それは今日に限った事ではなく、過去から続いているようです。

その後の「透ける」という描写の意味も気になるところ。

薬物による幻覚症状を意識したリアルな描写なのかもしれません。

また、骨まで見えるということは、中身が空っぽなのかもしれません。

空っぽな心と体を抱えて今日も生きている…。

そんな虚しい生き様が想像できます。

その時しか表現できない音楽

胸の内に潜む「闇」

ここまで歌詞をひとつひとつ解説していきました。

言葉の節々から「闇」が感じられましたね。

どんな意味が込められていたのでしょうか?

最後に内容を振り返ってみましょう。

  • 「薬物」をテーマにしたタイトル
  • 「薬物」の中毒症状と考えられる描写
  • 音楽ともリンクした言葉選び
  • 他人に対する疎外感
  • 不安定な精神状態
  • のめり込むような依存性

これらが歌詞から読み取れました。

彼らは自分たちの胸の内に潜む「闇」を昇華するように、楽曲を生み出しているのかもしれません。

様々な考え方があると思いますが、当時の彼らにしか表現できない特別な楽曲なのだと思います。

最後に

BUCK-TICK【スピード】歌詞の意味を解説!共犯者達って誰のこと?スピード上げて向かう場所とは?の画像

BUCK-TICKの「スピード」はいかがでしたか?

衝撃的なテーマでしたね。

彼ららしい音楽を貫いているともいえます。

事件がありながらもメジャーシーンで活動を続けているのにはきっと理由があるでしょう。

ファンからの支持や確かな評価があってこそなのだと思います。

オススメの記事をご紹介

BUCK-TICKについてもっと知りたい!」という方はぜひ、こちらの人気ランキングをご覧ください!

今回ご紹介した「スピード」は何位にランクインしているでしょうか?

90年代のビートロック全盛期に一世を風靡してヴィジュアル系のパイオニアとして新たな世代にリスペクトされる 今年でデビュー30周年の「BUCK-TICK」! 今回は「BUCK-TICK」のおすすめの名曲・カラオケにもおすすめの人気曲を収録アルバムと共にご紹介します!

アニメ「屍鬼」の主題歌として珍しくタイアップで書き下ろした楽曲「くちづけ」。

制作にあたっては「屍鬼」の原作を全て読んで、楽曲に世界感を反映したとのことです。

熱意が素晴らしいですね。

「屍鬼」自体もとても面白い作品。

BUCK-TICKという存在とマッチした、ダークで独特な作風がクセになりますよ。

こちらの記事では詳しくご紹介しています。

いわゆる「ヴィジュアル系」バンドが誕生した頃から、現在までの長い間、独自の世界観を持って活動を続けてきたBUCK-TICK。そんな彼らが挑んだ初めてのアニメ主題歌「くちづけ」を、歌詞とともに見ていこうと思います。

メジャーデビュー初のシングル「JUST ONE MORE KISS」。

インディーズを離れても貫き続ける退廃的な楽曲を、ぜひお楽しみください。

デビューから30周年を迎えた、伝説のヴィジュアル系バンド・BUCK-TICK。当時から変わらぬスタイルを貫き続け、今もなお多くのファンを惹きつけてやまない彼らの、記念すべきメジャー1枚目のシングル曲となる「JUST ONE MORE KISS」の歌詞に迫ります。

ラウドロックシーンにおけるバンドSiMの名作「KiLLiNG ME」。

こちらも薬物を歌詞に入れこんだスリリングな内容です。

もちろん、歌詞にインパクトがあるだけでなく、楽曲のクオリティも素晴らしいですよ。

SiMの傑作「KiLLiNG ME」は日本のラウドロックシーンにおける代表曲。実はサウンドやパフォーマンスが素晴らしいだけでなく、歌詞にも深い意味が込められています。今回はその意味を深く解釈していくので、ぜひお楽しみください!

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね