独特な表現が多く含まれたラストのフレーズ。
まず、ここからはあまり良い目覚めではないことがうかがえますね。
それは今日に限った事ではなく、過去から続いているようです。
その後の「透ける」という描写の意味も気になるところ。
薬物による幻覚症状を意識したリアルな描写なのかもしれません。
また、骨まで見えるということは、中身が空っぽなのかもしれません。
空っぽな心と体を抱えて今日も生きている…。
そんな虚しい生き様が想像できます。
その時しか表現できない音楽
胸の内に潜む「闇」
ここまで歌詞をひとつひとつ解説していきました。
言葉の節々から「闇」が感じられましたね。
どんな意味が込められていたのでしょうか?
最後に内容を振り返ってみましょう。
- 「薬物」をテーマにしたタイトル
- 「薬物」の中毒症状と考えられる描写
- 音楽ともリンクした言葉選び
- 他人に対する疎外感
- 不安定な精神状態
- のめり込むような依存性
これらが歌詞から読み取れました。
彼らは自分たちの胸の内に潜む「闇」を昇華するように、楽曲を生み出しているのかもしれません。
様々な考え方があると思いますが、当時の彼らにしか表現できない特別な楽曲なのだと思います。
最後に
BUCK-TICKの「スピード」はいかがでしたか?
衝撃的なテーマでしたね。
彼ららしい音楽を貫いているともいえます。
事件がありながらもメジャーシーンで活動を続けているのにはきっと理由があるでしょう。
ファンからの支持や確かな評価があってこそなのだと思います。
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