「BANG! BANG! バカンス!/SMAP」の作詞は○○！？歌詞&収録アルバムを徹底解説♪

「BANG! BANG! バカンス!」は、聞いている私たちも心と体がウキウキする楽しい楽曲です。

歌詞の中にはメンバーの名前が登場するなど、宮藤官九郎ならではの遊び心満載の作品です。

ではここから、「BANG! BANG! バカンス!」の歌詞を紐解いてみましょう。

まとまった休みが取れたらアレをしよう、コレをしようと妄想バカンスだけは充実しているのに、いざ休みになると家でグタグタしてるってありますよね。

そんなダメダメなキャラをSMAPが歌ってくれたので、妙に親近感が湧く楽曲でした。

頭で小難しいこと考えたり、理屈っぽくなったりしたって面白くありません。

バカンスなんだから、とことんバカになって楽しんじゃおう！というノリノリの歌詞です。

コモリタミノルのメロディと宮藤官九郎の詞が見事にマッチした「平成の無責任男」的な楽曲ではないでしょうか。

ここに登場する「前田さん」とは、若い世代の方はほとんどご存じないと思われる超古典ギャグが含まれています。

「あたり前田のクラッカー」というフレーズを聞いたことがありますか？

これ1960年代に爆発的にヒットしたギャグなんです。

当時大人気だった「てなもんや三度笠」というコント番組で、主演の藤田まことが懐から「前田のクラッカー」を取りだし「あたり前田のクラッカー」と言いました。

前田製菓は「てなもんや三度笠」のスポンサーだったのです。

「当たり前」と「前田のクラッカー」をミックスしてできたフレーズで、当時は子どもから大人まで誰もがこのフレーズを口にしたものです。

ゴロウちゃんの名字が登場しますが、これは意味なし！

「イナガキ」の「ガキ」を餓鬼（ガキ）にもじっているのです。

深い意味があるとは思えませんが、ポップなメロディにこのフレーズが乗ると妙に面白みが増し、カラオケでも盛り上がって歌えてしまいます。

これぞ「クドカン節」と言いたくなるフレーズです。

勢いで、ノリでバカンスを楽しんじゃえ！計画どおりのバカンスなんて面白くない！

当時、人気絶頂だったアイドルSMAPが、こんなおバカな歌を楽しげに歌う姿は、ファンのみならず聴く者の心をワクワク、ドキドキさせました。

このノリを現在継承しているのは、関ジャニ∞でしょうか。

かれこれ13年前にリリースされた楽曲ですが、今聴いても楽しさ、ノリのよさが引き立っています。

現在は、それぞれがソロとして活動する元SMAPメンバーたち。彼らが再びこの曲を歌うことはないかもしれませんが、名曲は人々の心にいつまでも残ります。

「BANG! BANG! バカンス!」もそんな名曲の1つになるのではないでしょうか。