孤独を感じるのは会えない時間?
孤独さをごまかす様に
何度も触れ合っていたね
終わる事のない時を感じてた
出典: Link/作詞:HIROOMI TOSAKA 作曲:FAST LANE・ELIK LIDBON
この歌詞からは、愛し合う二人はどうやらなかなか会うことのできない関係のようだということが感じられます。
会えない時間に感じる孤独を埋めるために、ようやく会うことのできた時間は何度も触れ合うことで孤独の辛さを紛らわせているのでしょう。
お互いのぬくもりを感じる時間を「終わる事のない時を感じていた」とありますから、この時が永遠に続けばいい、そう願っているのだと思います。
許されない愛のカタチ?!
このまま二人で
誰も知らない場所へ…
それが許される事のない
この愛のカタチさ…
出典: Link/作詞:HIROOMI TOSAKA 作曲:FAST LANE・ELIK LIDBON
ドキっとするような言葉がでてきましたね。
どうやら二人は人目を忍んで逢瀬を重ねているようです。
隠れることに疲れたからこそ「このまま誰も知らない場所へ…」なんて考えてしまうのでしょう。
しかし、愛の逃避行さえも許されない二人。
いったい二人はどんな関係なのでしょうか?
全てを失っても、この愛だけは離さない
激しく燃える 二つの炎
永遠に消えることなく
一つになって 時を止められるのなら
もう全て失ってもいい
どんなに苦しくても離れられない
いつまでも守ってゆくこの愛
出典: Link/作詞:HIROOMI TOSAKA 作曲:FAST LANE・ELIK LIDBON
これは…さらにドキドキさせられる言葉が出てきました。
愛し合う二人は人目を忍び、許されない愛のカタチを必死に守っています。
「一つになって時を止める」もまた、意味深で過激な言葉ですよね。
全てを投げ捨てての駆け落ちや心中を連想させ「Link」の歌詞に危険な匂いを添えています。
そして、これは男性目線でしょうか、たとえ全てを失ってもこの愛だけは守り抜くと言い切っています。
この歌詞は登坂の実体験なのか?!登坂には公にできないような恋人がいるのか?!と、ファンならどうしても心がざわついてしまうことでしょう。
本当のところは分かりませんが「全てを失っても離したくない愛」を表したこの歌詞で、多くの女性の心を鷲掴みにしてしまう、そんな登坂の才能には筆者もまた完全に心を射抜かれました。
本当にこの歌詞は凄い、そう思います。
あなたに強がりを言わせてしまった
心の弱さを隠す為に
あなたは強がっていたね
触れられてしまうと壊れてゆくから
出典: Link/作詞:HIROOMI TOSAKA 作曲:FAST LANE・ELIK LIDBON
男性から愛する女性に向けた言葉でしょうか?
本当は弱いあなたに強がりを言わせてしまった、とどこか後悔のような気持ちが隠された歌詞です。
愛は終わってしまったのか?!
優しい笑顔は
ずっとあの時のままで
振り返ると切なくなるよ
自分を責めていた
出典: Link/作詞:HIROOMI TOSAKA 作曲:FAST LANE・ELIK LIDBON
「あの時」「振り返る」の言葉には、愛がすでに終わっていて思い出を振り返っているような響きがあります。
すべてを失ってもいいとまで思えた愛も、やはりそういう訳にはいかなかったのでしょうか?
歌詞のこの部分には、あなたの優しい笑顔を見る度に自分を責めて苦しんでいる様子が描かれています。
あなたの炎は燃え尽きてしまった?
激しく燃える 心の炎
悲しい雨に打たれても
重なり合って 夜を越えられるなら
もう何も望む事は無い
どんなに遠くたって繋がっていた
出典: Link/作詞:HIROOMI TOSAKA 作曲:FAST LANE・ELIK LIDBON
曲の始まりに激しく燃えているのは「二つの炎」でした。
しかし、2番のサビであるこの歌詞ではそれが「心の炎」に変わっています。
これは筆者の解釈ですが、かつて激しく愛し合った二人を曲の最初では「二つの炎」に例えました。
しかしその愛が終わったことで、片側の心の奥にだけ残された諦めきれない愛を「心の炎」と表現しているのではないでしょうか。
周囲から許されるはずのなかった愛のカタチ、二人の出した結論は別れだったのでしょう。
それでも「心の炎」を残す者は、たとえ「悲しい雨」のような周囲からの非難に打たれようとも会いたい、とまだ愛を諦められないのです。
その後に続く歌詞には、お互いの愛を確かめられるのならもう他に何も望まない、離れていても心は繋がっていると信じたい気持ちが綴られています。
「重なり合って夜を超えられるなら」の歌詞には男女の関係を連想させますよね。
この言葉もまた女性ファンをドキドキさせたのではないでしょうか?