近藤真彦の「ハイティーン☆ブギ」ってどんな曲?

【ハイティーン☆ブギ/近藤真彦】○○も制作に参加!?当時の映画と歌詞を解釈♪YouTube音源有♪の画像

マッチといえばこの曲ですっ!

「ハイティーン☆ブギ」は1982年に発売された近藤真彦(マッチ)の7枚目のシングル曲です。マッチの代表的な曲ですね♪

オリコン、ザ・ベストテン(歌番組)、ザ・トップテン(歌番組)のすべてで1位を獲得し三冠を達成しました!当時のマッチの人気の高さを実感できる記録ですね。

作詞は松本隆、作曲は山下達郎。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%82%AE_(%E6%9B%B2)

一聴するととても山下達郎作曲したとは思えない曲調ですからビックリです!

それからド青春の歌詞ですから山下達郎が絶対にセルフカバーしないことが分かります(笑)。

また同名の東宝映画主題歌でもあったので懐かしく感じる昭和世代も多いでしょう。

背伸びをする思春期の男の心を歌った歌詞とキャッチーなサビと耳に残る元気なアレンジが印象的な曲です。

それではキラキラとした青春時代を歌った「ハイティーン☆ブギ」の世界を見ていきましょう!昭和感が全開ですから平成生まれの方には刺激が強いかも。

「ハイティーン☆ブギ」の歌詞の意味をチェック!

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昭和のド青春の歌詞!

2017年現在で聴く「ハイティーン☆ブギ」は非常に新鮮に心に響きます。

歌詞の世界観もアレンジも昭和フレイバー満載の歌詞を見ていきましょう。

海辺にバイクを止めて
一瞬マジにお前を
抱いた Lovely Night

出典: ハイティーン☆ブギ/作詞:松本隆 作曲:山下達郎

歌詞の意味は非常に分かりやすいですよね。要約すると「海辺でお前を抱きしめた夜」です。

バイクという単語が出てきますが、当時はバイクが今よりも流行っていましたから「バイク=かっこいい」というイメージです。

バイクにはちょっと不良のイメージがあったので、それも当時の女の子には人気がありました。ちょっと悪そうな男がモテた時代。

今はバイクに乗る男子も少なくなりこの歌詞のイメージは伝わらないでしょうね。

マッチの声がハツラツとしてかわいらしいです。当時は「かっこいい」と感じていましたが今聴くとかわいいの方がピッタリに感じます。

時代の流れって恐ろしいですよね(笑)。

俺たち傷だらけでも
やさしさだけは捨てずに 生きて来たぜ

出典: ハイティーン☆ブギ/作詞:松本隆 作曲:山下達郎

「生きてきたぜ」の「ぜ」が背伸びをしているようでこれもかわいいです♪自分の生きる信念を歌っています。

お前が望むなら
ツッパリも止めていいぜ
俺はこわいもの知らず
ケンカなら負けないけど
この愛を 失くすことだけ こわいのさ

出典: ハイティーン☆ブギ/作詞:松本隆 作曲:山下達郎

要約すると「お前が望むならツッパリを辞めるよ。お前を失いたくないから」です。

非常に威勢のよい歌詞ですね。今ではあまり使われない「ツッパリ」という言葉の意味は不良のことです。

「こわいもの知らず」「ケンカなら負けない」と言っているのも今聞くとかわいいとしか感じません。

マッチの声が幼いというのもありますが、歌い方というか雰囲気がとてもケンカに強そうには聴こえません(笑)。

しかし、当時の10代の女の子の胸にはしっかりと刺さっていたのです。不思議な気持ちになりますよね。

時代ってこうやって変化して移り変わっていくんだ、という無常を感じてしまいました。

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ハイティーンブギ 未来を俺にくれ
ハイティーンブギ 明日こそお前を
倖せにしてやる これで決まりさ

出典: ハイティーン☆ブギ/作詞:松本隆 作曲:山下達郎

まず、ブギって何?という疑問が湧きます。

ここは曲のサビですから深く考えないで、一つの音としてスルーしてもいいのですが今回は検証してみます。

ブギ(boogie)とはスウィングまたはシャッフルのリズムによる反復フレーズでありブルース、
スウィング・ジャズ、ロックンロールなどの音楽で用いられる。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%AE

ブギはリズムの反復フレーズということですね。ハイティーンというのは10代でも後半の歳を指します。17、18、19ぐらいですね。

ということは、大人が演奏しているブギに対して、ハイティーンが演奏するブギです。

つまり、この年代でしか演奏できないブギ。すなわち思春期でしか演奏できないブギ。ということはこの歳頃特有の行動ということですね。

悪いことに憧れたり、親に反抗したり、学校で暴れたりという青春の暴走を「ハイティーン☆ブギ」といって歌い上げているのです。

全員がこんなに悪くなるわけではありませんが象徴的に「ハイティーン☆ブギ」という言葉で表現しているのではないでしょうか。

昭和という時代は平成に比べて暴走族がたくさん生息していましたから、この歌詞が多くの人に届いたのでしょう。

まだ身近に不良を感じた時代でしたから。