ふわふわタイムの曲を解析
女子高生目線の歌詞
アニメ「けいおん!」でも澪が初めて書いた曲です。
少なくとも高校に入ってからは…。
つまり、これが澪の歌詞限定ということなんでしょう。
悪くいえば「洗練されてい」ない。
しかし、よく言えば「すごくストレートな歌詞」になっています。
分かりやすくいえば、高校生の片思いの歌です。
しかし「カレーのちライス」や「筆ペン~ボールペン~」と同じ感情。
「勇気を出して一歩前へ踏み出そう!」
「でも、やっぱり無理だー!」
そんな背伸びをした女子高生を描いています。
歌詞の中に「もう少し勇気を奮って」とあります。
そこから、片思いの歌と推測できます。
歌詞も「夢の中なら二人の距離縮められるのにな」
と歌っているので、初恋かもしれません。
夢の中なら好きなときに会える。
そして抱きしめてくれる。
そういう妄想をしているのでしょう。
澪の想像力は豊か
ベースの澪
性格から察するに澪は自分から歌ったりはしません。
けれども、ふわふわタイムで歌っているのは”澪”です。
さらにアニメ版のエンディングテーマでも歌っています。
「実は大胆?」とも考えられる行動。
私もそうですが、女性は奥手でも時に大胆になります。
澪は「あまり前に出たくないからメインのギターよりバックのベース」
と楽器のポジションについて言及しています。
歌詞も律に無理やり書かされた割には楽しんで書いています。
私もぬいぐるみ相手に話しかけるための予行練習をしていました。
”もしすんなり話せればそのあとは・・・どうにかなるよね”とあります。
ところが心臓はバクバクいって爆発しそうで自分でも意味不明。
こんな感情は奥手の澪だけじゃないと思います。
鋼鉄の心臓を持っていない限り、平静を保つことはできないでしょう。
ユルい歌詞を解説
夢と現実を行き来する
夢の中なら
2人の距離を
縮められるのにな
出典: 放課後ティータイム/作詞:秋山澪 作曲:前澤寛之
奥手の澪らしい一節。
現実はあまりにも好きな人が遠すぎて、せめて夢の中でも…。
そんな妄想の中では相手を好きなようにコントロールできます。
そして、隣に座っても席を立たれることもなく、おしゃべりができます。
夢の中では、澪はなにも話せていないかもしれません。
ふとした仕草にも”一喜一憂”してしまう気持ちは理解できます。
連絡をしなければならないのにメールを送る。
電話をするときも何度もシミレーションする。
メールでは「返事はすぐ返ってくるか」
電話は「携帯だけど直接耳元で声を聴くんだから落ち着け自分!」
そういった暗示をかけて電話をしてしまいます。
みなさんもこんな経験ありますか?
愛らしいですね。
至福の時間とは?
いつか目にした
キミのマジ顔
さりげない笑顔を
深読みしてしまうよ
夢でいいから
2人だけの Sweet timeほしいの
出典: 放課後ティータイム/作詞:秋山澪 作曲:前澤寛之
片思いの相手のさりげないしぐさに深読みしてしまう気持ち。
共感してしまいます。
私も片思いの人がいたときは夢の中でリピートしてしまいます。
”Sweet time”
それはなんと素敵な言葉でしょうか。
甘い時間。
スイーツと紅茶で好きな人と一緒にのむ午後はユートピアです。
「放課後ティータイム」の部活はほとんどティータイム。
部活としての活動はほとんどしていません。
でも、やるときはやる。
それが「放課後ティータイム」というバンドです。