ずっと真夜中でいいのに。【潜潜話】アルバムを全曲解説！魔導書が囁く物語とは？そっと耳を傾けてみよう

さまざまな人間関係の近遠が描かれていた【潜潜話】。

その真理がここに見いだされているような気がします。

曲調とあいまって、救いを囁いてくれるあたたかいナンバーのように感じます。

もっと詳しく歌詞の意味を知りたい方は、ぜひこちらを読んでみてください！

今までとは毛色の異なる、かわいらしいバラードです。

生活音をリズミカルにミクスチャーしていて、妙に想像力が働きます。

曲名通り優しい曲調と歌詞で、「私」と「あなた」の生活を歌っています。

色で例えたらパステルカラーのピンク色みたいな、少し幼い印象をもつ曲です。

Cメロの不穏さはなんでしょうか。

一辺倒にミルキーには終わらせない、ずとまよの天邪鬼さがスパイスになった名曲です。

前曲のメロウなピアノをそのまま引き連れてきたみたいなイントロが、ギターの音色を合図に弾き飛びます。

ずとまよが世界に向けて最初に発表した物語は、奇しくも、【潜潜話】が最後に囁く物語となりました。

このアルバムで描かれ続けてきた「君」と「僕」にまつわる、もどかしいかかわり方の集大成のようです。

自分の深い場所に潜り込んでしまうというスタンスは、楽曲を通して描かれてきた姿でした。

そこにいる限り自己嫌悪と自己卑下でどうにかなってしまいそうですが、誰も助けてくれることはない。

むしろ、助けを拒んでいるような心境です。

そこから見た誰かは、届かない君となって私の目に映ります。

アルバム【潜潜話】は、潜り込んでしまった私たちにひそひそと囁いてくれる物語ではないでしょうか。

おんなじ深度で響いてくれるような物語は、落ち込んだ私たちを慰めてくれます。

気付けば何度も再生していて、その度助けられる。

そんな【潜潜話】が語る物語のディティールに、ぜひ耳を傾けてみてください。

さて、【潜潜話】の楽曲を全曲紹介いたしました。

ずとまよが紡ぎだすメランコリックな世界観が、少しでも伝わったなら幸いです。

さて、難解な歌詞と世界観が特徴のずとまよ。

この曲ってどういう意味なんだろう？と考えちゃうことも多々ありますよね。

OTOKAKEでは、そんなずとまよの歌詞を徹底的に解説しています。

記事中に紹介できなかった秀逸な解釈記事をリンクいたしますので、ぜひ読んでみてください！